くしゃくしゃ丸めて形なくしたボルサリーノは穴が開いてる
君のベッドに潜り込んで朝の太陽 閉め出して夜をつくりたい
出鱈目でもいい 優しくって誰も傷つかない嘘を並べて
甘い夜を部屋につくろう
ベッドシーツを巻き込んだ 柔らかい36度のドレス キャンドルに照らされ溶かし合いたい 生温いクリームになる
今ここにたどりつくまで 渇ききってしまったんだ
心地良い水に浸かってたいだけさ
お気に入りのボルサリーノ 甘い匂いがしみついた バッグには枯れない花がひしめきあって 港の汽笛がラッパに聞こえる
まだ動けないから しばらくはここにいよう
欲しいものはそんなにないし 数少ない言葉でいいなら 途切れながらも綴れるさ
遠い地には今日も悲劇が喜劇みたいに語られて 神様は暴かれる どうやら世界の終わりが近いって うわさだけれど、それでもいい
また風が冷たくなったら 体を溶かし合ってよう
ここはシェルター 時間なんてなくなった
二度とは出られない だけど他にいるものなんてないからと 僕らは何もかもを喪失しながら 地下の暗がり、眠りについて
ボルサリーノ、もういらないよ
ボルサリーノ、そこで君も眠っていなよ