聖者の行進 | ワールズエンド・ツアー

ワールズエンド・ツアー

田中ビリー、完全自作自演。

完全自作、アンチダウンロード主義の劇場型ブログ。
ロックンロールと放浪の旅、ロマンとリアルの発火点、
マシンガンをぶっ放せ!!

行き場なくした流浪の子供、縦一列、声なく歩く。イルミネーション煌めく街を不思議そうに眺めてる。カーニバルだと一人は言って、だけどその意味知らなくて、無目的に歩いてる。見えない星をあおいでる。

しばらく何も食べてないから、甘い匂いに誘われる。いつかどこかで口にしたはず、焼ける香はストロベリー、街は人工電飾だらけ、夜のキレイを忘れてる。毛皮着飾る巻き髪は、聖者に目をしかめてた。

サンタクロースって人がいること、聞いたことない子供たち。
星に願いを託すこと、教える人もいなかった。

聖者たちは歩き続ける、ゆくあてもない路を、
聖者たちは歩き続ける、空腹なんて知らないふりで。

アスファルトを踏み鳴らす、雑踏に消されてる、吸っては白い息を吐く、氷柱混じりの雨が鳴る。

薄汚れたコートのポッケ、残っていたキャンディ舐める。
一粒だけしか残ってないから、口をすぼめて唾を飲む。

聖者たちは歩き続ける、ひと気なくなる冷たい夜を、
聖者たちは歩き続ける、互いの体を擦り寄せながら。