感覚を研ぎ澄ます、
見えないを瞼に描く。
感覚を研ぎ澄ます、
聞こえないに耳を傾ける。
感覚を研ぎ澄ます、匂わないの行方を探る。
感覚を研ぎ澄ます、
触れないを指先で得る。
体のなかに溜めこんで、そんなの全部嘲って、もがきながら吐き散らす。
そんな日々を生きている、そんなふうにあがいてる。
祝祭にも憎悪にも、
愛情にも争乱にも、
額の奥に尖って光る、アンテナ流れを掴んでる。
「かかってこい」を喚いてる、
「分かっているよ」を垂れ流す、
「どうでもいい」を撒き散らす、
「消えてしまえ」がトグロ巻く。
再生意味するドクロの指輪、慈愛育むペンダントのマリア、霧裂く爪先ロッキンブーツ、悪魔の宿る食わえたタバコ。
掬い上げる、救えない、救われたい、掬い上げない。
祈りを捧ぐ、いったい誰にだ?
願いを捧ぐ、いったい何にだ?
俺の好きな全部にだ、
君の好きな全部にだ、
ろくでもないヤツだ、言われなくても分かってるんだ。まるで無駄な人間だ、そんなの余計なお世話だね。
脆さも弱さもあざとさも、怠惰も狡さもひ弱さも、
引き連れてくよ、俺はここで生きるんだ。
引き連れてくよ、俺は次を歩いてるんだ。