真南、夜に輝く変光星、クジラ座中央、心臓あたりで静かに光る。ミラはそんな星に住んでいる。
アンドロメダ食うクジラ、そんな星に。
ちかちか弾ける刹那の宇宙、毎夜11時を過ぎたあたりで燈される彼女からのサイン、僕はまばたきすらせず見つめてる。
星と星がジャズを奏でてる。
ストロボライトを点灯させて、いつか届く光を放つ。交差するホワイトライト、重なり合う時間と時間。
ミラと僕はジャズを奏でてる。
“ここでなんとか元気にやってる、ねえミラ、そっちはどう?”
アンドロメダを飲み込んだ巨大なクジラ、夜の深海泳いでる。そんなクジラの心臓あたり、あの娘に祈りをかかさずにいる。
朝昼いつも南の空にいるはずの、ミラのいる星、僕は気づけば眺めてる。