明日はどこへゆこう。
ゆくあても目的も失われた旅に出て、どれくらい経つだろう。
歩き始めたばかりの道は未知ばかりで、見上げた空、その碧さと大きさに僕は思わず叫びたくなった。
叫ぶ言葉なんて何ひとつこの胸のなかにはないようで、ただ、夜が訪れるのを待つばかりで、ケルアックに憧れただけ。
金星が瞬く。
入れ代わる太陽と月、両手に広がる赤。
遠く鳴るサイレン、握りしめたキーホルダー、水溜まりに反射する星。
ハミングして次の街を探してみよう。
長く伸びた前髪、何もないけれど、それがいい。
僕はただ、歩くために進む。