『STILL』 ユノ目線 ユンジェ小説 | 東方神起大好き、ユンジェ大好きmatsuのブログ

個人的にユンジェ結婚記念小説です。←遅すぎる(笑)


※リアル設定のお話です。完全にまつの妄想になりますので、鵜呑みにしないで下さい。 

2009年、『あの頃』のお話です。




ユノ目線



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君の声が聞けないなんて


君の名前 呼べないなんて


せめて夢で会えたら きっと 



君をギュッと抱きしめるんだ


だけど君に会えないなんて


愛してると言えないなんて


悲しいほど狂おしくって



切ない・・・切ない恋をした




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ジェジュンが宿舎を出ていった

俺に、何も言わず・・・


二人には広すぎる部屋


事務所から二人用の新しい宿舎を与えられ、


故に、俺とチャンミンの荷物も、今はない。

何もないこの部屋を見渡せば、5人でいたときの記憶が蘇る。


苦しくて、辛いことが多かったけれど、

5人でいたから乗り越えられた。

5人でいれば何でも出来た。

5人でいるのが、当たり前だった。


ジェジュンが、隣にいることが、永遠だと思っていた。




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初の主演ドラマ、

世間の騒動の中、初めての俳優業に挑戦した俺は、

気力、体力共に酷く大変な時期を過ごした。

東方神起としてのスケジュールが殆どキャンセルされいた時期で、

ジュンスもユチョンも自宅に帰っていて・・・

チャンミンも俺と同様、連ドラの仕事が入り、宿舎にいなかった。

しかし、ジェジュンは一人、宿舎に残り、


ドラマの撮影で忙しい俺のサポートをずっとしていてくれた。


俺が、撮影でどんなに遅く帰ってこようが、


ジェジュンは起きて、温かい料理を作って待っていてくれた。


俺は、不謹慎だと思いながらも、

この夫婦のような生活に

底知れない幸せを感じていた・・・


そのドラマも無事にクランクアップを迎え、

晴れ晴れとした気持ちと、暫くはジェジュンと二人、ゆっくりできるかもしれないという

馬鹿みたいな浮かれた気持ちで宿舎に戻ったら、

ジェジュンはいなかった。


荷物は全て引き取られ、ユチョンとジュンスの荷物も部屋にはなかった。

何が起こったのか、理解出来なくて、

無意識の内に、ジェジュンに電話をした。

しかし、通話口から聞こえてくる声は、無常にも『現在使われておりません。』と、繰り返し伝えてくるだけだった。

ただ、呆然と、カラの部屋を見つめる。

すると、俺の携帯が鳴った。

ふと我に帰り、ディスプレイを見ると、マネージャーからだった。



「ヒョン!」


「ああ。」


「ジェジュンがっ!ジェジュンがいないんだっ!家に荷物が無くて・・・ジュンスもユチョンの荷物も・・・」

「・・・お前、何も聞いていないのか?ジェジュンから・・・」

「・・・どういう、ことだよ?」


マネージャーから聞かされた話に愕然とした。

以前から、3人に対してだけ宿舎からの退去命令が出ていたのだと・・・

それでも、ジェジュンは『せめて、ユノのドラマが終わるまでは残らせて欲しい。』と言って、

頑なに、命令に従うことはなかったのだそうだ。


「あいつ、自分から話すから、このことは黙っててくれって言ってたんだが・・・」

「ジェジュン・・・」

「お前もチャンミンも近々そこから引っ越すからな。準備はしておけ。チャンミンには話してある。」

「なんで・・・なんだよっ!なんでだよっ!」

「ユノ・・・」

「なんで、俺達を引き離そうとするんだ!?まだ、解散するなんて言ってないだろっ!俺達の関係は壊れてないっ!!」

「ユノっ!」

「ちゃんと話し合えばいいだろ?そうすれば、こんな問題、直ぐに解決される!なんで俺達が離されなきゃならないんだっ!だから・・・」

「ユノ・ユンホ!!」

「・・・」

「これは、事務所からの命令だ。お前は、事務所側の人間だろ?あいつらは、もう違うんだ。『戻る』と言わない限りはな・・・お前だって分かってるだろ?命令は、絶対だ。」


『わかったな?』と言って切れた電話。

沸き上がる怒り、誰に対して?何に対して?

もう、訳が分からない・・・

それでも、どうしようもない感情に任せて、


「あ”あぁぁーーっ!!」


力の限り、壁を殴った・・・


「・・・っつ・・・」


鈍い音が響く。

殴りつけた拳が悲鳴を上げる。

けれど、俺は、骨を伝った痛みより、

心への痛みが身体を襲っていた・・・

瞑った目蓋の裏には、

朝、俺を『いってらっしゃい』と

いつもの笑顔で見送ってくれたジェジュンの姿が映っていた・・・


握りしめている携帯電話・・・

その待ち受けには、あどけない笑顔を浮かべた俺とジェジュン


写真の中の二人はまだ、こんな日がくるとは思っていない・・・




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何も置かれていない部屋を見て回る。

俺のドラマが撮り終わる日までの約2週間

二人だけの生活

ジェジュンは俺が求めれば、俺の体調を気遣いながらも

拒むことなく受け入れてくれた。

どんなに疲れていようが、ジェジュンを抱けば、力が漲った。

ジェジュンが愛してくれれば、頑張れた。


ねぇ、ジェジュン・・・

二人きりで過ごした最後の2週間

お前は何を考えてた?

どんな思いで俺の傍にいた?

どんな気持ちで俺を見送った?


ジェジュン

お前は、

俺と、別れるつもりなのか?


そんな問いかけも、誰もいないここでは、無意味。

けれど・・・


ねぇ、今、お前は何しているの?ジェジュンは今、幸せなの?

お前はまだ・・・俺のこと・・・



何故、今、俺の隣りにジェジュンはいないの?


お前の手を握って誓いたいのに


愛していると・・・・





to be continued...