この日はフォロワーさんのまーPさんと一緒に村上市内の城跡巡りをしました。

私自身2ヵ月振りの城跡巡りで、さすがに雪は無いだろうと村上城からスタートし、いつもは行かない天神平側の遺構を見に行き、その後に笹平城に向かうも登城道が積雪30cm位あって断念、そのまま大葉沢城に行き、宮山側は倒木の為通行止めということで寺山側より登ってウネウネを見て回り、その後御城印を頂こうとしたのですが、ご住職が不在ということで先に下渡城へ向かいました。

 

下渡城は標高237.7mの下渡山山頂付近に築かれた山城で、本庄家の重臣である矢羽幾氏の居城と言われています。

本庄氏の支城でもあったのですが、村上城を監視できる絶好の位置だった為に、1568年(永禄11年)5月に勃発した本庄繁長の乱では、一時的に上杉方が占領したこともあるそうです。

その後本庄氏が奪い返して乱が収束するまで持ちこたえたようです。

 

ここは、まーPさんのリクエストでもあったので案内することになりました。

下渡山登山口は二ヶ所あるのですが、今回は車を停める事を考慮して東側の登城口から登ることにしました。

登山口から少し離れた場所に停めれるスペースがあるので、ここに駐車します。

下の写真の車が写っている場所が良いです。

 

アクセスは村上城から北側に向かい、三面川に架っている下渡大橋を渡って県道583号線(村上朝日線)を右に曲がり、最初に左に曲がる所(38.235120, 139.481718)から林道に入って少し進むと右側に下の写真の場所があるので、その横(38.233787, 139.479388)に登山口があります。

 

登山口には標柱があるので判りやすいかと思います。

 

少し登るとデジタルテレビ中継所があります。

登山口から半分まで来ています。

 

標高200m地点です。

この辺りから段郭が現れ始めます。

山頂までもう少しです。

 

山頂が見えてきました。

 

山頂から下を見ると郭がハッキリと確認できます。

 

山頂からの眺望も中々です。

 

山頂は主郭で、東西の尾根にそれぞれ郭が数段あります。

下の写真は下渡山の山頂に立っている標柱です。

立っていると言うよりも気に括り付けてあると言った方が良いのかな。

 

三角点もあるので、三角点愛好家の方は是非。

 

下の写真の左側には巨大な軍艦が鎮座しています。

これが村上城です。

本庄重長が下渡城をどうしても抑えたかった理由はこれです。

 

村上城をアップで。

3月上旬なので石垣もハッキリと確認できますね。

 

北側の先、鷹取山の向こう側には猿沢城があります。

猿沢城は本庄重長の生誕地と伝えられています。

 

尾根の西側へ下りてみます。

東側より若干急斜面です。

この登山道脇には郭が数段があります。

 

今回のログです。

堀切や土塁といった遺構はありませんが、村上城がまる見えな立地なので、本庄重長ファンの方には是非訪れて頂きたいです。

まーPさんも満足なご様子でした。

 

標高237.7m

比高差197m(下渡山東登山口より)

 

下渡山東登山口座標(38.233743,139.479283)

 

駐車場

1枚目の写真に駐車スペースあり(車が停まっている所)

 

※下渡集落側にも登山口あるようですが、道幅かなり狭いです。

駐車場があるかどうかは調べていません。

 

Special Thanks to まーPさん