走るのが嫌いだった。スポーツが嫌いだった訳ではない。ただ「走るだけ」というのが嫌いだったのだ。だから運動会は見るのも出るのも嫌だった。そこでてるてる坊主の登場である。

逆さ吊りにして雨を祈っていた。小学校の頃だった。さすがに中学時代はしなかった。あまり良い思い出はなかったなぁ。

中学時代で一番の思い出は一級上の初恋の人A美さん。

背が高い方ではなく文科系(私は同じ科学クラブで一目ぼれだった)だったが足がとても速かった。五教科の成績が良いのは知っていたけど走るのにも長けているのは以外で運動服姿がまぶしかった。私はとにかく走る(かけっこ)のは敬遠していたがバレーやソフトボールなど運動面には積極的に出場していた。クラスマッチでは選手だった。成績までは記憶に無いが弱くは無かったと思う。

中学時代を思い出そうとするとA美さんがらみしか思い出せない。

唯一違うのは悪友とともにしていた麻雀かなぁ。中学・高校・社会人と長くつきあうことになった。