お前は後悔していない

どうしてこんなに悟った顔をしているの

どうして独り言を言うだけですませるの

どうして辛い記憶を忘れ去らせるの

どうして胸を刺された思いを消せるの

どうして思い出しても簡単に割り切れるの

私は後悔していない

だからすぐに怒るがさっと冷める

だからしょんないしょんないで終わる

だから喜びさえも薄汚れてしまってる

だから胸の傷は想い出に昇華している

だから昼の酒は苦くて甘い味がする

 

俺はこのまま枯れるのを望む

僕は時折、川面に煌(きら)めくお日さまを見る

最近、夢を見ることが増えた

良い夢悪い夢など区別ない

夢を覚えている自分が好きなのだ

後はそーっと祈るだけ

後はそーっと祈るだけ