好きな天気は？
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雨が好きだった。傘もささずに歩ってた。
思春期のころである。表面上は明るく活発だったが初恋に悶々とし鬱屈していた。
その延長上にある雪はときめいた。
まだ今ほど交通量が多くない時代。しんしんという描写が心に張り付いた。
気鬱な自分が好きだった。好きになる自分が好きでたまらなかった。唾棄すべきナルシストにはたまらないシチュエーションだったなぁ。
就職してからは晴れが一等好きだった。特に休日は地域の活動（政治に遊び）は青天が都合良かった。集会・キャンプ・デモなどどれをとっても晴れていて欲しかった。
今はヘルパーさんを案じ穏やかなら晴れでも曇りでも構わない。遮光カーテンに閉ざされて寝たきりで天気自体は左程関係ない。
全くと書かないのは心調に気圧が左右される気味があるから。とにかく大きく振れない天気であって欲しい。