ほとんどの方が「報告」を連想されたと思う。

あえて平仮名で書いてあるから違うなと思われたなら私のディープな読者さまということになるだろう。

   いずれにせよ、今回は言葉遊びで何か書くつもりだなと見透かされてしまうと書きようがなくなる。

私は国に報いてきたか?税金等はサラリーマンの常でガラス張りだったから当然払ってきた。固定資産税等の滞納は無い。そのことで国に報いたとなるのか?あれは義務であって尽くすとは違う。もともと国に何か恩義を感じているかと言えば、そのような事とは無縁の生活をしていた。

 しかし、障害年金に対してはありがたかった。私は全くの無知で主治医から早期退職の相談をした時に教えて下さった。更に会社にその旨相談すると人事課の後輩から休職期間満了による退職をすると福祉から見舞金が退職金とは別途500万支給されることを教えてくれた。結局、満了まで在籍して障害年金も受給されて見舞金も受け取った。その額は2,000万を軽く超えた。

知らぬまま或いは教えられぬままだったらと思うと相当な金額差になる。

 障害年金のとらえ方はさまざまだろう。しかし有り難い恩義の気持ちを私は持つ。筍の皮を剥いでいく生活だから現在の労働者と国には感謝している。

 さて、そこで報国(ほうこく)についてであるが、障害年金受給者の場合なじまないと思う。恩には感じても報いる行動はなかなか出来ない。広義にとって県・市の公共物になにか行うとかも厳しい(カーブミラー磨きとか)。元気なら思いもしないが恩を感じた時には動けない。社会奉仕とかできる人は、実は素晴らしい人なんだなぁと思った。ボランティアとも違う報国。戦後消えかかっている言葉だと思う。