この状態から、言葉を紡がなくては

言霊を見いださなくては

私だけの言葉 私だけの言葉

 

例えば 真闇を照らすは 一輪の星

例えば 真青を照らすは 一輪の陽

例えば 真白を照らすは何? 

例えば 真赤を照らすは何?

 

疲れちまったんだろう

慰めはかけないよ

怠けちまったんだろう

情けはかけないよ

震えちまったんだろう

そのまま眼を閉じな

忘れちまったんだろう

そのまま眼を閉じな

 

無かったんだろう はじめから

罹ったんだろう   誰もそうさ

欲しかったんだろうお前は欲張りさ

 

まやみを照らすということは

星自らが輝ること

まあおを照らすということは

陽自らが輝ること

ほら、だんだん面倒くさくなってきた

眠気を遠ざけ苛立ちを呼び込む

 

最初から無かったものをあったかの様に

確かに在ったものを失ったかの様に

それで満足かい。

欲望は満たせたかい。

 

失ったものを思うとき 

苛立ちだけが残る

本当にあったのかと

疑う哀しい自分だけがいる

失ったものを思うとき 

苛立ちだけが残る

あの遠い日の 

輝きまでもくすんで見える