午前九時に対局が再開されて今二時間半を過ぎたところ。何回かに分けて書こうと思っている。AIの評価は少し渡辺王将が有利で昼食休憩まで一時間を切った。中盤の難所である。休憩後は激しいねじり合いになるだろう。

昼食休憩後、残り持ち時間は双方三時間弱。

非常に難しい応手に解説・聞き手の方の説明に耳を傾ける。78手目に注目した。意地と読みの対抗系かな。さすが渡辺王将、正解手を指した。まさにねじり合い。人が指す以上ミスもあり得る。ハラハラドキドキした。切り合いに活を求めた藤井竜王に次善手が出てしまった。

AIの数値が渡辺王将に大きく振れた。96手目に渡辺王将にも次善手が出た。終盤に入ったと思った。

最終盤は正解を出し続けないと勝敗は一瞬で別れることになった。

結果、詰みを正確に読みきって藤井竜王の三連勝となり王将位に王手をかけた。