思い出の花 -90ページ目

『夫婦桜』

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雨降る日も
雪降る日も
支え合い生きて来た

思えば別々の苗木
根が繋がった時から
花を咲かせては
 共に笑い
葉を落しては
 共に泣き
苦労も分かち
 生きて来た

満開の花を
咲かせた並木は
照れくさそうに
赤く頬染め春爛漫
幸せ分かつ夫婦桜

いつまでも寄り添い
 生きてゆこう

四季を巡りて

影絵


僕の光り
君の笑顔に影が映る

何時からか
会話も無くなり
二人の間に
距離が出来ていた
薄っぺらな日常を
繰り返す芝居

抱き締める事も
触れ合う事さえ
出来なくなった
もう演じるのはよそう

複雑に入り組んだ心は
笑顔に影を映す
“作り笑いはいらない”

明かりを消し
何も映らなくなった
僕の心に影を落として

春花愁問~シュンカシュウトウ~


女性は、よく花に喩えられますね。
年老いても姥桜など。

男性は何だろう?
狸ジジイとか馬……。


『春花愁問』
~シュンカシュウトウ~

花は何故
美しいのかと
葉と違い
色 鮮やかだからか

花は何故
人を引きつけるのかと
葉と違い
香りを放つからか

花は何故
儚く写るのかと
葉と違い
一瞬の命だからか

君は何故
美しいのか
僕を引きつけるのか
儚く写るのか
頭の中で春花が
咲き乱れる

他と違い
しとやかな仕草で
芳香と輝き放ち
高嶺の花だから
僕の恋心は一瞬で
散ってしまうのだろうか