思い出の花 -84ページ目

ラッシュ


夕暮れ
薄明かり
慌だしく走る人々
朝と違い淡々と流れる

身疲れ
寄り掛かり
重力が強く足が重い
陽も押され陰気な街に

帰宅の混雑は無声映画
白黒の投射

帰った家に何が待つ
一時の休憩
直ぐに又通勤ラッシュ

朝と違い
早く着きたいと
機械じみた
無言の流れ作業

夕暮れ時
侘しさが押し寄せる

川流れ


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山頂に降り積もる雪は
溶ける事を未だ知らず
風の冷たさに氷と成り
過去を閉じ込めている
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氷に射す◆一筋の光り
温かく◆心を溶かされ
一雫◆零れ伝う想いは
昔◆氷に封印した恋心
今◆光りは一層強まり
熱が◆上がり始めてる
想いが◆溢れ始めてる
気付かず◆動揺する私
動き始めた◆輝く水は
胸にせせらぐ◆川流れ
時に流れは姿を◆変え
茂みを伝う刹那の◆波
淀みを漂う永劫の◆漣
下流は穏やかに◆流れ
一雨落ちれば◆心乱れ
振り向かず◆直走る私
川に似た◆恋の感情は
結末の◆海へと注ぐ道
海は◆川よりも波高く
心◆渦巻くと知らずに
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海岸に沸き起こる波は
沢山の物を飲み込んで
熱い浜辺に残す足跡も
果てなき海へ連れ去る
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野良犬


皆様お元気ですか?
首輪の無い私は
自由に暮らしてます

あの日
捨てられたのでは
有りません
私が道に迷ったのです

独り身には
辛い世の中です
帰る場所も
分からなくなった今
生きる事
身を守る事で
精一杯です

冷たい風が吹き
味気無い食事に
昔 飲んだミルクを
思い出し
段々 心が渇きます

大声で鳴けたら
どんなに楽でしょう

でも鳴きません
捨てられた
分けじゃ無い
私が道に迷ったと
思いたいから
私が選んだ道だから
鳴けません

私は今 自由
自由だから……
   独り