赤とんぼ
映るのは貴方の色
貴方を想い頬染めて
空は一色に染まりゆく
写すのは貴方の色
貴方を慕い背伸びして
空をくるりと回り見る
移るのは私の色
貴方と誓い身を染めて
空と同じ色に溶けてゆく
映すのは互いの色
貴方の下に身を寄せて
晴れて赤い糸の縁結ぶ
うみは しょっぱいな
うみの ゆうひは さみしくて
なんだか うるうるしちゃう
すなに ほったあなも
あしあとも
ぜんぶ うみが けしちゃって
まだ あそびたいのに
たいようまで けそうとしてる
たのしかったきょうを
けさないで
めから しょっぱいみずが
あふれてきちゃうから
秋の光
青空に鰯雲
秋晴れの昼下がり
壁に映る朝顔の影が
ゆるり風に揺れる窓辺
時も ゆるり過ぎゆく
黄色み掛かった景色
秋色の長月
傾いた陽と影に
早き暦を黄昏る夕べ
実る日間近に労を浮かべ
静かな心に虫の音
秋の夜長
美しく成った萩と月に
薄や稲が穂を垂れそよぐ
千秋の調べ