思い出の花 -54ページ目

天ぷら甚句


雨のすだれに
お日さん見えず
眺めた空に
雲が立つ

湿った空を
乾かすならば
衣まとって
踊りゃええ

くるりくるりと
激しく舞えば
雨音弱り
浮かれ立つ

覗くお日さん
煌めく衣
雨天カラッと
晴れ模様

rosary~ロザリオ~

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もう何も要らないから
何も欲しがらないから
彼を連れて
 行かないで……

無言で携帯のキーを
打ち込む貴方
誰にメールしてるの?
幸せを感じた時から
いつも不安
この幸せが何時までも
続きますようにと……

空は晴れたり
曇ったりを繰り返す
私達も同じ
記念日には
雲の切れ間から
光が射して
温もりに包まれる
貴方に出会えた奇蹟を
ありがとうと……

何となく気付いてた
嵐が近付いてる
静けさは嵐の前触れ
突然落ちる雷
貴方の携帯を
覗いた時から……

私は何してたのだろう
何だったんだろう
一人冷たい雨に
打たれ続ける
全ての嘘を流して
真実を知る為に
涙を隠す為に……

パイプオルガンが奏でる
讃美歌は途切れた
捨てられた私に
奏でる曲は無い
静まり返った大聖堂は
寂しく 冷たく
そして孤独
届かない祈りに
すがるものさえ失い
闇に残されたのは
蝋燭の火
炎に映るのは
ステンドガラスの消えそうな
思い出だけ……

もう何も要らないから
何も欲しがらないから
私から思い出だけは
連れて行かないで……

drive~ドライブ~

思い出の花-t.jpg
このまま
光と風が流れるまま
貴方と一緒に
遠く旅していたい
巡る景色に
胸弾ませて
眺めた二人だけのシアター
貴方となら
何処にでも行けると
想い走らせて―――

このまま
街の灯が煌めくまま
貴方と一緒に
遠くを眺めていたい
巡る想いが
胸を焦がして
綴った二人だけのダイアリー
貴方とでは
何も見えないと
言葉詰まらせて―――

助手席は
私の場所だった
貴方は同じ所を
何度も回る
過ちを繰り返しては
先に進めぬままに……

巡る季節に夢諦めて
助手席に残したサヨナラ
貴方と見詰めた光
風と流れる―――

ずっと貴方と
旅して居たかった
何時までも
何処までも……