思い出の花 -53ページ目

噫無情


繋ぎ止められたのは情
失ったのは愛
今は愛より
憎しみの方が温かくて
貴方と別れ
貴方を恨む

繋ぎ止められたのは憎
無くしたのは情
今は情より
憎しみの方が前がみえて
愛憎に変え
実情を受ける

今 憎しみさえ
無くしてしまったら
もう何も残らない
今 感情に
流されてしまったら
己を見失う

繋ぎ止められたのは常
失ったのは I〈アイ〉
今は何より
離れる事が寒くて
貴方のそばで
貴方を恨む
eyeで追いながら

囲炉裏


もうすぐ寒い冬がやって来る
人を閉ざす雪が降る
雪がびっしり積もった夜にはな
熊も出れば鬼も出る
布団被って はよ眠ろ

もうすぐ長い冬がやって来る
音を閉ざす雪が降る
外が吹雪く夜にはな
雪女に雪男
家に迎えに来るんだと

今年は孫に何の昔話しを聞かそうか

あたる囲炉裏あたたか
触れる心あたたか

light~right~

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儚く映るのは
輝いたから……

失恋した人は
儚くて切ない
花火の様だったと
言うが
私は花火ぐらい
大輪の花を
咲かせてないし
華やかでも無かった

独り寂しい時
思い出に光を当てれば
時計回りに
一周しては削られて
軽くなる

次第に
この切なさも
薄れるだろうか?

失恋した人は
太陽を失ったと
言うが
私は太陽を見たのは
最初だけだし
雨だけ降らされた

儚く映るのは
輝いたから……

次第に
この苦しさも
慣れるのだろうか?

軽い女と思われても
貴方を忘れなければ
辛過ぎる
別の男に光を当てて
私は時計回りの
道をゆく