思い出の花 -51ページ目

手のひらの雪


花と葉を落とした木々は
空に手を伸ばし
雪を掴もうとしていた

なぜ 必死な姿に映るのだろう

裸で凍えていた景色が
雪にくるまり暖かくなった頃
樹木は白い花を咲かせ
誇らしげに立っていた

スイスの小人


風よ 無知なる風よ
しばし立ち止まり嘆きを聞いてくれ
美しいエーデルワイスに寄せた恋を星にするのは止めてくれ
私の想いを澄んだアルプスの夜空へと運ぶは小人達よ

雲よ 無垢なる雲よ
しばし しゃがみ込み愚痴を聞いてくれ
気高きマッターホルンに咲いた花を秘し隠すのは止めてくれ
私の想いをバッハアルプゼーの湖底へと運ぶは小人達よ

風よ雲ならば覆い尽くし小人から夜空を隠してくれよう
雲よ風ならば波を起こし小人から湖底を隠してくれよう
アルプスの山よ臆病者ならばの呟きと水に流してほしい

雲よ立ったなら私の恋慕模様が青空に広がり反映しよう
アルプスの空よ臆病者ならばの望みを聞き届けてほしい
風よ去ったなら私の乗せた声が北壁に当たり反響しよう

夜露死苦サンタ†


夜空に散らばる
妖精達を掻き分けて
夢路を創る為に
紅の服着た天使が走る

ベルの音色を響かせて
交通ルールは知らないね
進入禁止も構わずに
逆ハン・ドリフト朝飯前さ

足廻りを組み替えて
車検なんて知らないね
違法改造 構わずに
ローダウン・強化サスで風を切る

夜の峠を走らせて
検問なんて意味無いね
車両追跡 構わずに
4WD・ターボでぶっちぎり

世間に散らばる
吹かし話を蹴散らして
伝説を創る為に
紅の暴走天使が走る

冷めた話は要らないね