思い出の花 -117ページ目

『理想と現実』


この世には
沢山の神様が居る

どの神様が
私を助けてくれるのか

目では見えず
言葉で聞こえず
しかし居るで在ろう
神様

現実は まがい物
見えぬ理想が真実と
何処かで神様が
おっしゃった

雑念を振り払い
無の境地を模索しても
現実的には腹がへる

理想を言えば
私を助けるで有ろう
諭吉と英世が神様で
空腹の私を
救ってくれる

空想すれど
空腹のまま
空虚な気持ちが
空気を濁した

神様……御助け下され

『台本』


今日が休日だったら
もっと眠る事が
出来ただろうに

目覚めたら
煙草を吹かし
部屋に雲を浮かべ
風船の如く
頭空っぽのまま
ふわふわと
携帯いじるのさ

動かなくても
腹が減るのさ
使わぬエネルギーを
腹に蓄えて
使わぬ頭に
新聞の活字を
詰め込んで
満腹で横に成るのさ

休日は頭空っぽでも
満たされたのさ

この物語はフィクションで……

休みが終われば
足りなかったと
満たされる休日など
有りはしないのさ

嗚呼
今日が休日だったら
もっと眠る事が
出来ただろうに

『ワラをも掴む』


今の綴りに行き詰まり
古の綴りに戻り行く

韻踏み綴りが
ちらほらと
古典に助けてくれよと
七五調

新を求めて枕詞に
旧仮名遣い

無限の中では
言葉探せぬと
定型枠で集約し
語呂を合わせて
間に合わせ

型にまらぬと
豪語しては
金魚鉢で泳いでる

我は稚魚
大海では溺れ死ぬやも
何処かにすがらねば
溺れ死ぬやも