思い出の花 -107ページ目

『少年ロミオ~sonnet~』


あの雪降る日に出会い
君は凍えていた
あの月輝く夜に巡り逢い
僕は温めていた

好きだから付き合った
親が まだ認めぬ二人
好きだから寄り添った
共に まだ若い二人

お金が無いと幸せに出来ないのかな
疲れても君は励ましてくれる
別の人なら幸せに出来るのかな
泣かれても僕は別れを告げる

あの時いい勉強したね
あの頃よくママゴトしたね

『想い花』


私はいつ迄も
ここに居る

雪が降れば足跡も消え
私の姿も
雪に埋もれてしまうでしょう

ここは深々と降る雪が
音をかき消し
静かに静かに
時だけが流れる

雪が溶ければ
私は土に帰り
ここに新芽が生まれ
小さな花を咲かせるでしょう

貴方が振り返った時
美しい思い出だったと
想ってほしい

『残影』


船影は幻覚
霧に消えた幽霊船
見たは夢

人影は幻惑
陸に現われた海賊
奪うは心

一夏の誘惑
恋に墜ちた私
盗られた宝

面影は現実
空に消えた風船
彼は雲隠れ

船は消えた
影だけ残して