思い出の花 -106ページ目

『伸ばした手』


空に枝を伸ばし
葉を捨てた木は
何を掴もうとしてるのか
地面から突き出た手が
何かを求めてる様だ

冬の澄んだ空
星の輝きに魅入られて
手を伸ばすのか

薄くなった太陽
温もり求めて
手を伸ばすのか

悲しく映る木を
空は哀れむ

綿雪が
伸ばした手に落ち

雪衣を着た木は
欲しかった雲を
掴んだ様だった

『日本庭園恋絵巻』


白地を紅く染めぬいて
錦の恋を育てます
山水流れる清い水
温もり照らす石灯籠
想い築山 仰ぐ恋

砂地に流れ渦巻いて
錦の愛を描きます
山水流れを描く砂
水面を走る波模様
想い泉水 泳ぐ鯉

苑地で慕う君待ちて
私の心を伝えます
山水流れる池の前
喉が渇いて枯山水
想い懸橋 繋ぐ恋

天地に山吹輝いて
恋の錦を飾ります

鶯 鳴いて
 待ち人来たる

~人生の花~


大自然に抱かれ育ちました。人生を振り返った時に見えたもの。