「おひとりさまの防犯術 女子必携-これ一冊で泣き寝入りナシ!」を読む | Night_Reader

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主にメンタル関係の本を中心に紹介したいと思います。

「おひとりさまの防犯術 女子必携-これ一冊で泣き寝入りナシ!」 (平塚俊樹著)


エピデンサー(証拠調査士)を名乗る著者によって書かれたものだが、この防犯術はありふれた防犯マニュアルよりも実践的、実際的であると感じた。

一人暮らしの女性が遭遇しそうな性犯罪やストーカー被害、結婚詐欺などのトラブル。そういったトラブルに巻き込まれないためのノウハウが色々と紹介されている。

 具体的なアドバイスとして、出来るだけお金のないふりをすることや、孤独であると思わせないこと、コミュニケーション能力を高めて周囲に味方を持つなどの防犯の五カ条を挙げている。

しかし、この本の一番の特徴は実際に女性を狙った数々のトラブルの事例を紹介しながら、事が起きてしまった時の対処法を非常にリアルに書いている点であろう。

 普通、トラブルが起きたら警察や弁護士に相談すればなんとかなる、と考える。しかし、この本を読むと現実には被害を受けていると感じる人の訴え通りに動いてくれるほど警察や弁護士も親身な人ばかりではないということに気づかされる。警察や弁護士に、自分の問題解決のために可能な範囲でフルに動いてもらうためには、やはりそれ相応の証拠を用意しなければならないと知り、今後エピデンサーのように何らかの被害を受けた人と警察を含む専門家を結び付ける専門家の必要性も感じさせられてくる。

 例えばレイプ(強姦)に遭ってしまった時、被害に遭ってすぐすぐには混乱していて話しにくい時には、紙に時系列的に起きた出来事を箇条書きでも良いから記述し、信頼できる男性とともに警察に相談に行くことを勧めている。また、その際は警察はその話が事実かどうか見極めるためにかなりデリカシーのない質問をしてくることがあるかもしれないが、30分は粘るようにと、様々なケースに立ち会った著者ならではの、被害者のメンタル面を配慮したアドバイスも見られる。

 主に一人暮らしをしている、これからしようとしている女性に向けて書かれているが、その女性に関わりのある男性や、その家族にも是非読んでほしい一冊。

また、保険証を盗まれた時は個人信用情報機関に本人申告を検討することや、ATMの明細書は外のゴミ箱には捨てずに家で処分するなど、女性でなくても知っておきたい防犯術も多く、とても参考になる。



おひとりさまの防犯術―女子必携 これ一冊で泣き寝入りナシ!/平塚 俊樹
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