星月夜の栞

星月夜の栞

活動記録。
執筆中の『星月夜の物語』の完結を目指しています。

☆お知らせ☆

星空文庫 (http://slib.net/) の
渡辺はゆみ(http://slib.net/a/13944/)で、
詩のようなものを つくっています。
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夕暮れ時。リリコの庭先で、タネと リリコが話していると、リリコの末っ子のキュウが走ってきた。

「おかあさん、ぼく UFOをみたよ!おかあさんは、UFOをみたら、どうする?」

リリコは、答えた。

「あなたと 同じように 走って逃げるでしょうよ」

キュウは、怒って言い返した。

「逃げたんじゃないよ、知らせにきたんだよ。おかあさんは、どうして逃げるの?」

リリコは、わざと 真面目な顔で言った。

「UFOに乗ってる宇宙人が、良い宇宙人か 悪い宇宙人か わからないからよ。わかるまでは、おかあさんは、家にいるよ」

キュウは、すこし考えてから、言った。

「家じゃあ 安全じゃないよ。今度、UFOをみたら、ぼくは シロクマさんのロケットで宇宙から様子をみることにするよ」

それだけ言うと、キュウは、ほかの兄や姉のところへ走っていった。

リリコは やれやれと腰に手をあてた。

「シロクマさんのロケットは、飛ぶことは飛ぶだろうけど、

飛んだっきり帰ってこないんじゃないかという話よ。

ロケットに乗ろうが、UFOに乗ろうが、ちゃんと家に帰ってきてくれさえすれば いいんだけどね」

「そのとおりね」タネも笑った。