【芸術も愛もすべてがストレート!】第74回 偉人の似顔絵 ニコ・ピロスマニ | けんちゃんブログ

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こんにちわ!

 

どうも、けんちゃんです!

 

今回の似顔絵はグルジアの画家、ニコ・ピロスマニさんです!

 

 

 

ピロスマニさんてだれ?

僕も、今回初めて知りましたあせる

 

ピロスマニさんは1862年に生まれた

グルジア(英語読みでジョージア)の画家さんです。

 

 

詳しい経歴もインターネットではあまり載っていなかったので

書籍と伝記映画を見ました。

 

 

ピロスマニさんは、グルジアで

主に居酒屋さんに飾ってもらう絵を描いていました。

絵はすべて独学。

 

注文があれば、誰にでも格安で絵を制作。

 

ウインク絵の値段は心配しないでください。

   絵の具を買う1ルーブルだけくだされば結構 」

 

注文をしてくれた人のため

そして絵を描くことが大好きな自分のため、

描き続けました。

 

ピロスマニさんはみんなに好かれ、愛され

貧しくとも幸せな絵描き生活を続けていました。

 

ある時、転機が訪れます。

 

1912年、偶然、グルジアを旅行していた画家さんが

ピロスマニさんの絵を見て驚愕

 

ポーン 「この絵を描いたのはだれだ?

 

その画家さんに絶賛され、

ピロスマニさんは一躍有名人になりました。

 

そして4年後の1916年・・・

 

「彼はグルジア文化の最もすぐれた継承者のひとりだ

 私たちのおとぎ話や民話の世界を、絵を通して語っている」

 

新聞でも大々的に報道され

グルジア芸術家協会にも招待されました。

 

 

しかし、幸福は見事に

残酷な形で打ち砕かれてしまいます。

 

 

これまでピロスマニさんのことを

良く書いていた新聞は突如として

批判を掲載しました。

 

ニヒヒ 「兄弟よ、もっと勉強したまえ

    君の年齢でも大丈夫。 あと10年~20年は勉強すれば

    いい絵描きになれるよ。

 

    その時は再び君の絵を『若手画家』の展覧会に

    出してあげよう。 」

 

なぜ、突然こんなひどい文章が掲載されたのかは

現在でも不明ですが

 

この記事は大反響で

今までピロスマニさんと仲良くしていた人も

注文していた人もピロスマニさんを蔑むようになり

ピロスマニさん自身も深く心を傷つけてしまいます。

 

お酒がやめられなくなり

どんどん、痩せていき最後は寒空の下

亡くなってしまいます。

 

 

えーん 伝記を読んでいて、

    思わず落涙しそうになりました。

 

 

しかし、本物の芸術家は

彼の偉大さを知っていました。

 

 

彼を最大限に評価したのは

あの『パブロ・ピカソ』でした。

 

 

ウインク 「グルジアには私の作品は必要ない

      なぜなら、ピロスマニの絵があるからだ」

 

ピカソを含めた世界中の芸術家は彼を絶賛

 

さらに今回、僕がピロスマニさんの似顔絵を描こうと思った

きっかけで彼の純粋な恋の逸話から生まれた名曲

『 百万本のバラ 』 は、彼の名を世界中に宣伝しました。

 

近年では伝記映画が

DVD、ブルーレイで再販されるなど

 

ピロスマニさんは世界中で

再評価されている画家さんです。

 

 

 

毎度、前置きが長くなってすみませんあせる

 

 

そんなピロスマニさんを描いていきます!

 

 

 

グルジアの風景を描いているピロスマニさんを

描いていきます。

 

 

角度などを調整して下書きを描きます。

 

 

おひげのおじさんが最近多いです。

少し中年体系で描いていきます。

 

 

人物の下書きはOK!

小物や背景を描いていきます。

 

 

ピロスマニさんの描いている絵のキャンバスは黒地です。

普通、絵を描くときは"キャンバス"も"紙"も白地が普通ですが

ピロスマニさんはムシャンバという黒色の油布に絵を描いていました。

 

黒地に描くことで

モチーフを神聖なものにする効果があり

中世の壁画を思わせる不思議な感じを出せるのだとか

 

 

下書きはOK

黒地の紙に・・・とはいけませんでした。

 

黒地のキャンバスに

下書きなしでピロスマニさんは描いていたそうです。

 

ガーン 完成度の高さは驚愕です。

 

 

 

色を塗っていきます。

ピロスマニさん、キャンバス、トランクケースを黒系で

あとの風景を明るくしたいと思います。

 

 

肌もどことなく控えめの色で

 

 

黒にグリーンを入れていきます。

 

 

黒のスーツで描くピロスマニさん

居酒屋放浪時代は 『 伯爵(はくしゃく) 』と呼ばれていました。

 

 

 

完成に近づきました。

 

 

 

爆  笑   完成で~す!

今回の絵はピロスマニさんの絵を見ながら

描かせていただきました。

 

雰囲気を出したいなぁ・・・と思いながら参考にさせていただきました

 

改めて表現方法に敬服いたしました。

 

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先述した通り、

今回、ピロスマニさんの似顔絵を描こうと思ったのは

ロシア音楽の『 百万本のバラ 』 という歌を聴いて

非常に感動したからです。

 

簡単に歌詞の内容をご説明するとこんな感じです。

 

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カラーパレット

昔、貧しい絵描きがいました。

彼には小さな家とキャンバスしか財産はありませんでした。

 

ラブ そんな彼が女優に恋をしました。

 

彼女のために何かしたいと思い、彼は全財産を売り払って

町中の花屋さんからバラを買い占めました。

 

赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇

 

びっくり 翌朝、彼女は目を覚まして窓を見るとびっくり!!

 

赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇

赤薔薇 広場がバラの花で埋め尽くされていました。 赤薔薇

赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇

 

チュー きっと、どこかのお金持ちがふざけたんだろう

 

彼女はそう思いました。 

 

おねがい 窓の外には彼女のうれしそうな顔を眺めている。

   貧しい絵描きが立っていました。

 

出会いはそれで終わり。

 

ニコニコ 女優はその日のうちに別の街へ

   彼女の人生は今日のバラのように華やかなものになりました。

 

照れ 貧しい画家はそのあとも

   ずっと貧しいまま孤独な人生を送りました。

   

赤薔薇 すべてを失いましたが彼の心には

   広場いっぱいのバラの思い出が残りました。

 

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ちょっと、アヤしい感じもありますが

なかなか、ロマンチックな歌詞でメロディーもよかったので

何度も聴いていました。

 

調べてみると

『ニコ・ピロスマニ』の女優マルガリータへの恋の逸話をもとにした歌

と記述されていました。

 

 

ピロスマニさんはとにかく純粋な人だったそうです。

 

好きになったら一直線。

惚れた女に理屈はいらねぇ。

 

※ マルガリータさんはフランスから興行に来ていた

舞台女優さんで、グルジア語はほとんど話せず

ピロスマニさんもフランス語はチンプンカンプン。

 

 

自分の絵がけなされれば傷つき

喜んでもらえれば、自身も大喜び

 

一般の人から見れば、"馬鹿な人"です。

もっと、クールにタフに生きればいいはずなのに

 

でも、そんな馬鹿正直な人だから

純粋な曇りのない目を持っているから

素晴らしい作品が描けるのでしょうね。

 

ぜひ、ピロスマニさんの絵を見てみてください。

牧歌的でどこか懐かしい、癖になる絵はきっと

心に何かを残してくれるはずですウインク

 

 

以上、偉人の似顔絵 『ニコ・ピロスマニ』さんをご紹介しました。

 

 

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