「国宝」 | 和風画師の徒然記

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━ 制作や生活の中で日々想うこと ━

和風画房 結(ゆい) オフィシャル ブログ

新緑の気持ちいい観光シーズン♪
明日からロングのGWになるって方も、いらっしゃるんですよね。

とはいえ予定がなかったり、家でのんびりしたいって方も、中にはきっと~
そんなみなさんに、手に汗握るこんな大河小説はいかがでしょう(^^)/

 



女形を極めた歌舞伎役者の一代記。

胸を締めつけられるような感覚になりつつも、臨場感もたっぷりの作品です!

上下巻700ページに及ぶ物語の最後の一文を読み終えた時には、主人公・喜久雄の歌舞伎道のゴールに頬を濡らし、万来の拍手を送っていました。
そしてしばらくは、高揚感と喪失感そして幸福感に満たされたまま動けずー
(こんな体験は、初めてかも。)

上巻帯にあった浅田次郎さんの言葉はずっと目にしながらでしたが、読後にはその文言にただ、うなずくばかりでした。

「本作を読みおえたとき、小説を読了したのではなく、芝居の序幕から大切りまでを見おえたような気分になった」

喜久雄、俊介、徳次、みんなみんなありがとう。

「よっ!、三代目!!丹波屋!!」


【追記】
読んだのは今年の初めだったんですが、先日感想サイトをのぞいていたら!
来年、なんと映画化されるというのです。
この壮大で激情感あふれるこの物語が、実写でどんな風に描かれるのか、今から興味津々でなりません\(≧▽≦)/



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