貼ったリンクを確認したら品切れてたので貼り直しますあせるすみません汗汗


前回の続きで
幼児向けの絵本ばかり読んでいる毎日ですが、幼稚園卒園を機に児童書への移行準備について考えるようになりました。
(大変ためになるコメントをありがとうございます!えーん勉強になりますラブラブ)

まずは児童文学の大定番、宮沢賢治の「注文の多い料理店」を購入してみました。

以下はレビューというか、私たちの読み聞かせの様子ですが、作家の死後50年以上が経過して著作権が失効しているため、原文をそのままたくさん載せていますアセアセネタバレ注意です笑い泣き
 

 




名作なので色々な作家さんが描かれていますが、私はコハルが大好きないもとようこさん挿絵の絵本をチョイス。

文体も古く文字数も多く、内容もおどろおどろしいのでアセアセ可愛いもの好きなコハルが受け入れてくれるか心配でしたが、見慣れたいもとようこさんの柔らかい絵柄なのでコハルもすんなり物語に入ることができたようです。


主人公達に固有の名前はなく、性格や服装も同じ感じという設定。
プリキュアみたいに、個々のキャラ性が強調された物語に慣れてるコハルは混乱笑い泣き


物語冒頭で連れていた犬が死んでしまい…


山で迷った紳士達は立派な洋館の「西洋料理店山猫軒」を発見して入店。ところが廊下を歩いても歩いても扉と指示が続くばかり…
サスペンスホラーな要素があるので、状況の推理も楽しみの1つ。


紳士たちより先にオチに気づいちゃうコハル笑い泣き
さすがにクリームとくれば…。


そして締め…



それはよかった笑い泣き
可愛いもの好きだけど、怪談系も結構好きなコハルなので気にいるんじゃないかと思ったけど…的中!!

難しい言い回しには一つ一つ注釈が必要でしたが、大筋の物語にはついてこられていました。



本を開いた瞬間、普段読む絵本とは違うビッシリ詰まった文字数に圧倒されましたが…
そこはさすが文豪!
圧倒的筆力で、注意力散漫6歳児を最後までグイグイ惹きつけてくれましたラブラブ
質問に答えつつ全編を音読すると、だいたい30分間というところです。


絵本「はるのワンピースつくりに」でも書きましたが過去記事リンクコハルは役割分担で音読するのが好き。
こちらの絵本は扉に書かれた指示が原文通りの色付きの文字で記載されているので、その部分を担当して音読するのがブーム。
オチが分かってからは、山猫調で音読してくれます笑い泣き終盤に出てくる、手下山猫達の会話も読む。
※「ニャ」部分はコハルアレンジで実際は無いですニヤニヤ


人間が動物の命を粗末扱う醜さが表現されているので、動物愛護的なメッセージもあるのかなと思ったり。


個人的に…
「立派な建物だから」「貴族に会えるのかも」と何でも都合のいいように勝手に解釈して
「銃を置いてください」「コートや靴を脱いでください」「メガネや財布を置いてください」「顔にクリームを塗ってください」「髪に香水(酢)をかけてください」とどんどん要求は異常な内容にエスカレートするのに疑うことなく受け入れてしまう…正常性バイアスの恐さの話しかとも思いました。


家庭での時間がたっぷりあるこの時期ですので、お子さんと意見交換しながら楽しむのにもってこいな中編の物語だと思いますウインク

こちらは絵の柔らかさも良いのですが、原文そのままというのがおススメポイント。現代的な言葉に簡略化したものもありますが、細かいニュアンスを感じるにはやはり原文が良いかな〜と思います。



簡略化した物語はこちらの本にも載っています。短めに編集されていてあっさりあらすじを把握させたい時に。「くものいと」や「ごんぎつね」「走れメロス」など、ナイスチョイスです。海外話は「ドリトル先生」や「ピーターパン」などが、これまたかなりギュッと簡略化されて載っています。