「やっと見つけた!」


振り向くと宇宙人が立っていた


「私のこと?」


「そうだよ。君が中学生の時に

2回接触したけどそれきりだね」


「それは覚えているけれど

どうして私が選ばれたの?」


「君は他の人と違って常識がないから

僕らを見ても驚かない。

そして相手が誰であっても媚びない。

君の脳波はとらえどころがなくて

計画性なく瞬間的に行動するから

普通の人よりも異空間を捉えやすいんだよ」


「それって天才ってこと?」


「紙一重で馬鹿とも言えるけれど

僕らと接触することにより

"地球の真実"を知ることになる

周りの人からお馬鹿と思われていたほうが

君にとっては安全なんだよ」


「地球の真実かあ、興味ないなあ…」


「それくらいがいい

真面目だと真実を知って頭がおかしくなるし

興味がありすぎると依存的になるからね」


「ふ〜ん ふ〜ん ふふんのふ〜ん♪」

 

「君は本当にお気楽だねぇ」


「ねぇねぇ 宇宙人さん本当は青色の肌してるでしょ?なんで、変身してるの?」


「見抜いたね、流石だ。地球には昔

青い肌、青い髪の人間がいたんだよ

その子孫が僕らだよ」


「なんか危ない話しみたいだねぇ」


「これは長い物語になるからまた今度」


「ほ〜い ほ〜い ほ〜い♪」