海外で仕事を行う際に必須の「異文化理解」。そして「他人と自分の物差しは寸法が違って当たり前」の考え方。

その例として有名な「ディズニーランド話」は聞いたことありますか?


東京ディズニーランドは、なんと世界で唯一ディズニー社が出資しなかったパーク!
(オリエンタルランドが運営)

これは、日本人はアメリカ人に比べ、飲食代をほとんど使わないことから、日本のディズニーランドは確実に儲からないと判断されたことが要因だそう。

(と言うのも、アメリカのディズニーパークの収益の大半は飲食代だとか)


ですが、日本人は飲食代を使わないものの、アメリカの飲食代に勝るくらいにお土産代を使いまくります。

ディズニー社は日本人が「お土産をめちゃくちゃ買う」という文化&購買行動を知らずに、儲からないと判断して出資を拒み、その結果、莫大な利益を逃したと言われています。

(アメリカには職場等にお土産を渡す文化がないので、ディズニーパークのお土産店は日本ほど充実してなく、実際お土産の収益はすごーく低いようです)


ちなみに。
フランス(パリ)にもディズニーランドがありますが、フランス人はアメリカ人ほど飲食代を使わず、日本人ほどお土産も買わず。よって、どちらも収益があまり上がらず、パークのオープン当初から、常に売上が喜ばしくないそう。

----アジア、アメリカ、ヨーロッパのそれぞれの違いがなかなか面白いですよね。中東だとどうなるんだろう?

世界的に有名なディズニーでさえ、マニュアル通りにはいかないし、「他人と自分の物差しは寸法が違って当たり前」、という分かりやすい話でした。


人や国や文化や宗教を「理解する」っていうのは、相手の心の奥まで潜っていって、他人と分かり合うっていうのは、時間もかかるし、言葉でいうほど簡単じゃないわけだけど…、

自分の持っているモノサシを、たまには斜めにしてみたり、ひっくり返したりして使う、そんな心の余裕や柔軟性を持って生きていたいですね。


ではでは、Have a happy Thursday everybody!!