英語はストレートで、外国人は常に何でもズケズケ言う、なんて思っていませんか?

いえいえ、英語にも婉曲表現(soft expressions・euphemisms)はあります!

下記は身体的特徴を表す婉曲表現の一例です。


■彼はデブだから
✖He's fat
〇He's big

「体が大きい」と言えば、男性には誉め言葉になることも。

女性であればplumped(ふくよか), big-boned(体格がいい)、子どもならChubby(ぽっちゃりちゃん)等の表現があります。

■あの人年寄りよね
✖She's old
〇She's in her golden years

「golden years」で熟年期。
年配者のことはelderly people, senior citizen等と言います(old peopleよりもやわらかい印象)。

■あいつチビだな
✖He's a midget
〇He's rather short

「rather+〇〇」で「どちらかと言えば〇〇」、あまり好ましくないことを控えめに言う時によく使います。

例:ホテルの部屋が狭かった時、The room was rather small.


-----さて。

「営業マン:salesman」「警察官:policeman」は「man=男」限定なので、最近は性差をなくす言い方としてsales person, police officer, が一般的。

また、「Merry Christmas」はキリスト教のみの行事だからと、「Happy holiday」と言う人が増えています。

「handicapped」は失礼だと、「people with disability」「people with special needs」といった言い方がありますが、さほど気にしていないという障害者の方も。

つまりは、 言葉を発する際・人と接する際、「〇〇であるべき」「△△しなきゃ」と、ルールや形で頭でっかちになるのではなく、目の前にいる相手がどう感じるか・どう思うか、考えること。
分からなかったら「どう思う?」と聞いてみることが大事ですよね。


最後に。

障害者と言えば、本日3月21日は「世界ダウン症の日」。

下記、めちゃくちゃいい動画!

「パン屋が、ダウン症のシモーネを雇った」「パン屋で働くシモーネを見た法律家が、ダウン症のジョンを雇った」と、世界がどんどん繋がっていきます♪


誰もが暮らしやすい社会に向かっていきますように。

それではHave a happy Sunday!