普段目に触れることのない
沖縄の姿を撮り続ける三上智恵監督が
この度公開された映画
ラジオに出演されて話されました。
 
10代半ばの「護郷隊」と呼ばれた少年ゲリラ兵、
軍による強制移住でマラリアに罹り苦しみ抜いて亡くなった波照間島の人々、
住民が敵に捕まりスパイになることを恐れ行われた虐殺、
疑心暗鬼になった住民同士の密告、殺し合い…。
 
 
戦後70年経っても
生き延びた人たちが
沈黙するより生きる術がなかった
日本の地上戦、沖縄戦、"秘密戦"の姿。
 
敗戦前、窮地に追いやられ
やむなく住民を苦しめたのではなく、
元からあったマニュアルにそって
住民を犠牲にしていった日本軍の姿。
 
 
ラジオの中で三上監督はいいます。
・秘密保護法も成立し、
今、攻撃能力を持った自衛隊が沖縄に入ってきて、沖縄戦の前と同じような状態が作られはじめている。 
 
・国の防衛を考える上で
沖縄戦ほどいい教科書はない。
 
・隣の国が怖いとか強いものに守って欲しいという人は軍隊によって守られるということがどういうことなのか、観て欲しい。

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【音声配信】
「”少年ゲリラ部隊”、”マラリア地獄”、”住民虐殺”・・・。沖縄戦の知られざる側面とは?」
三上智恵×荻上チキ
TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」
(こちらから視聴できます)
 
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軍用犬を育てた方の話がありましたが、
これも以前ラジオで特集されてました。
 
そして、
Twitter、#あちこちのすずさん で
たくさんの方の戦争体験が
書き込まれているようです。