はじめて鍬を持ち
土に挑んだ去年の春。
ざくざくと土を掘り返すうち
ミミズ、なにかの幼虫…
痩せた土だからあまり生き物はいないけど
冬眠中のカエルもころり。
…うごかない。
殺してしまったのかと
傷を確認、無傷。
寝ぼけていたみたい。
・・・
"食べるもの"を得るために
鍬を振り下ろし
土を耕すところから
もう殺生ははじまっていた。
鍬を振り下ろす先にある
無数の命を砕いて
土を耕し、種を蒔く。
・・・
「いただきます」
「ごちそうさま」
なんてパーフェクトな言葉。
食べ物は
みんな生きていた命のかたまり。
動植物問わず、
めいっぱいの命が詰まっている。
今更ながら
そんなことを噛み締める
ごはんの時間なのでした

