10月12日東京新聞より

金原ひとみさんの『制御されている私たち-原発推進の内なる空気-』

http://savechild.net/archives/10211.html  by Save chaild


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(略)

既に放射能の危険性を考えなくなった人は多い。

(略)

命より大切なものはないと言うが、

失業を理由に自殺する人が多いというこの国で、

失業を理由に逃げられない人、

人事が恐くて何もできない人がいるということは不思議ではない。



しかし多くの人が癌で死ぬ可能性よりも、

個々の人間とは無関係、

無慈悲に動いていくこの社会に対して、

私たちが何もできないことの方が、

余計絶望的かもしれないのだ。


私たちは原発を制御できないのではない。

私たちが原発を含めた何かに、制御されているのだ。

人事への不安から恐怖を読み、

その空気を共にする仲間たちと作りあげた現実に囚われた人々には、

もはや抵抗することができないのだ。

しかしそれができないのだとしたら、

私たちは奴隷以外の何者でもない。

それは主人すらいない奴隷である。


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震災当初、諸外国から日本人は冷静で秩序正しいと絶賛された。

しかし、今では日本人の原発問題に対するあまりの怒りの薄さに疑問が投げかけられている。


日本人の持つ冷静さは、まだ政府が何かしてくれるだろうという、認識の甘さに、

秩序を守るその姿は、他人と違うことをしてはいけない、と人々を委縮させているのではないだろうか。


ただ、与えられた情報を疑うことなく鵜呑みにする。

あがらえば集団で突き殺す。


それが、本当の日本人の姿なのだろうか。



『神風』を信じていたあの頃と、同じことを繰り返すのだろうか。