やはりケジメとしてちゃんと書かないといけませんね。
しばらく、俺にはマラソンは向いていなかったんだとふてくされていましたが、
この頃の事はよく覚えていない。
ここまで見守って頂いた方々に対して、そしてやる事はちゃんとやって来たのだから、その自分に対しても申し訳がつかない。
あらためて記録は、
グロスタイム 3時間27分9秒
ネットタイム 3時間27分5秒
目標達成はおろか、
PB更新すらならず。
でももっと反省すべきは気持ちがなっていなかった事。結果だけを追い求めていたが故に、ラスト投げやりになってしまった。
たぶん気持ちがあっても脚は動かなかったと思うけど。
本当にどうしようもなかった。どこも痛いわけではなかったが、ただキロ7のジョグが精一杯の出来る事だった。
ゴールした時は脚がパンパンで歩けなかった。
その時、これがマラソンなんだと思った。
やはりマラソンは急に速く走れるようになるものではないのだと改めて感じた。
練習しなければ結果は出ないが、練習したって半年やそこらですぐには出てこない。
長年続けてやっと少し進歩すれば良い方だと思うべきである。
今回の敗因は、まず24km過ぎの上りで4分半を維持できなくなってしまった事、これには臀部の筋力不足を感じた。
そして、38km以降に脚が終わってしまった事、これはやはり脚が出来ていないのと持久力とスタミナ不足。
どちらにしても練習が足りていないという事なのだが、これにしたって一朝一夕にして身につくものではない。
ただ進歩した点もあって、少なくともどこも痛みは出なかった事、かつて駄目だった腸頸は強くなったのだと思う。今回のレース後一番パンパンに張っていたのは臀部と腿の付け根周りだった。
坂ダッシュやらのポイント練習とレースで一番刺激を与えた箇所だったと思うが、やはり最後までその疲労が抜けきらなかったし、まだまだ鍛え方が足りない。やっと最近開眼してきたまだまだ発展途上の箇所だ。
今回さらに刺激が入ったのでじっくり疲労さえ抜いていってやれば次までに少しは強くなると期待する。それでもほんの少しだけだ。
あらためて当日の振り返りですが、
まず事前準備からですが、今回は朝は2時にすっきり起き、体調も良く雨対策やエネルギー対策は万全で特に問題なかったので詳細は割愛させて頂きます。
やはり、これです。
直前まで悩みました。
やはりゆっくり過ぎるくらいのペースで前半走り、ネガティブスプリットで行った方が良いのか、
でも大田原は後半きついのはわかっていたから、前半である程度貯金をしなければならない、それでも脚を使ってはいけない。
難しかった。
突っ込めるところまで突っ込んでみるか。
結論出ないまま、、
そして号砲は鳴った。
0〜7km 4'30 4'36 4'27 4'21 4'32 4'28 4'28
入りは渋滞する事なく早い段階でペースをつかむ事が出来た。3km辺りからはリズムも出来始め心拍数も落ち着き始めゆったりとした足運びでラクなはずだった。
でも決して遅すぎるペースとは言えない、ここが勘違いだったのか。
でも、これでも貯金は出来ていないからペースを落とせなかった。
ラクなんだ、ラクなんだと言い聞かせながら。
この時点で目標4'29に対し貯金はまだゼロ。
7〜14km 4'27 4'26 425 4'24 4'31 4'30 4'17
多少のアップダウンはあったものの、平均して目標4'29より3秒ほどペースが上がる。
ラクだラクだと思い続けていたが、
これが勘違いだった。
14〜20km 4'33 4'31 4'31 4'42 4'24 4'35
アップダウンで結構脚を使ったのかやはりここで徐々にペースが落ちる。
ここから時々4'30台を見るようになる。
この区間の平均で目標の4'29に対し3秒落ち。
トータルでまたちゃらに戻る。
20〜24km 4'26 4'26 4'27 4'32
しかしこのあたりからまたラクになりペースが戻る。
もっと上げようと思えば上げられたがその余力を28kmまで取っておく事にした事で気持ちにも余裕が生まれた。
あとから思えばこれも勘違いでこの区間はずっと緩やかな下り基調の直線だった。
それなのに、まだまだ後半いけると自信を持ってしまった。
少しだけ貯金も出来始め、天気も味方をしてくれたのだと、記録達成の確信を早まってしまった。
勝手に自分の頭の中で調子の良い筋書きドラマを作ってしまっていた。
その後どうなるかなどつゆ知らずに、、
そして悪夢の後半が始まる。
24〜34km 5'02 4'44 4'52 4'55 4'53 5'02 4'53 5'03 4'57 5'12
田圃の中を直角に左に曲がる角に赤いスタッフジャンパーを着たおじさんたちがいっぱい立っていた。
「ここからですよ!」という声が聞こえた。
そんな事はわかっている。マラソンは後半からが勝負なのは承知だと。
でも、そのあとに意味がわかった。
その角を曲がった瞬間状況は一変した。
何がなんだかわからない。とにかく帽子が飛ばされないようにつばを後ろに回した。
結構な向かい風、そして事前情報ではあまり感じないはずの上りがちゃんとした傾斜に感じる。
ここからキロ4'40台を見るようになる。
スペシャルドリンクを余裕で探せるくらいにペースが落ちていた。
ドリンクを取ったあとに時計を見るとついにキロ5分オーバー。
その後なんとか戻して見るが4'50台が精一杯。
この頃の事はよく覚えていない。
ただ前に進むのに必死なだけ。
まわりのみんなもジョグにしか見えない。
キロ5のジョグ。
上げていくはずだった28km地点も苦しいままただ通過した。
前半感じていた余力はもう完全に忘れ去られていた。
次第に3時間1桁は諦めに変わっていった。
あとは出来るだけ落とさずに、フィニッシュを迎えることを願うだけだった。
もうこれ以上出来ない。
もう既にタイムよりも目の前にある苦しさが勝ってしまっていた。
それでも精一杯は頑張る。
少しでも前に前に、ただそれだけだった。
34〜38km 5'34 5'03 5'31 5'33
痛恨の34km地点スペシャルドリンク取り忘れ。
ボトルを差し出してくれたボランティアの学生さんの「あれ?」という声で思い出した時には既に通り過ぎてしまっていた。この場所に置いた事を勘違いして忘れていたのだ。
好意を受け取れなかった事の後悔が余計に気持ちを下げてしまった。
ここで受け取れていればもう少し頑張れたかもしれない。
やはり、このあたりからは気持ちしかない。
ドリンクを飲めなかった事にも必要以上に気落ちしてしまい、さらにペースが落ちる。
このあたりから、後ろから抜かれ始める。
38〜ラスト 6'32 6'16 6'50 6'25 5'40
「もうこれで上りは終わりですよ。」沿道の女性スタッフからの暖かい掛け声。
それでもなんかラクにならない。結局上り基調は最後まで続いた。
もう既に脚はパンパンでスロージョグしか出来なかった。なんとか脚を動かすのが精一杯。
周りに抜かれるがまま、ひとりでスロージョグをしていた。
やっとフィニッシュ地点の競技場が見えた。
最後トラックに入り、フィニッシュタイムとの攻防。せめてPB更新だけでも狙うべく振り絞るべきだったのだが、それすらも出来なかった。目標からあまりにもかけ離れすぎて気持ちも諦めていたが、脚ももう動かなかった。
ゴールしてからは、歩く事もままならず、ダウンジョグも出来る状態ではなかった。
7月にほぼフラットな荒川河川敷のフルマラソンで、ほぼイーブンペースで同じくらいのタイムを出した時は全然大丈夫だったのに。
今回の直後のダメージ感は大きかった。これが前半突っ込んだ事の代償なのか、それともそれだけ後半の上りがきつかったのか。
そしてフィニッシュ後のサービス
スペシャルドリンクが飲めなかった分、今さらだったけど、野菜ジュースとなめこ汁と温かい紅茶を存分に頂いた。
体育館の床は靴を脱ぐと冷たくて足が冷えたので荷物だけ取ってすぐに車の中で温まった。
しばし呆然としながら脚を休ませていると、次第に周りに人影も少なくなり、競技場をあとにした。
追伸
ドラマはやはり筋書き通りには行かない。作るものじゃなくて自然に生まれるもの。
後から思えばなんだかんだいろいろなドラマはあった。
来年強くなって戻って来たかったが、大田原マラソンしばらく休止になるそう。。

