寂しさ1/2
キッチンから聞こえる
きみのデタラメな歌
ねぇ それって
なんていう曲なの?
居間に取り残されたぼくとネコは
気になってしょーがないよ
ホカホカと湯気のたつ鍋と
ニコニコ笑顔のきみ
「寂しくなかったでしょ?」
だって
確かに
寂しくはなかったかなァ。
膨張
ぼくのお腹が
日々 膨らんでいく。
人体の不思議
この腹の中に
ぼくは 奇跡を宿している。
涙が出るほど
美しく 喜ばしい
それは キセキ
ぼくは
なんにも持たない
不良品だけれど
必ず 必ず
キミを光に導くから
もう少し
そこで待っててね
例え この命が尽きても
僕の膨む腹の中で
もう少し 待ってて。
感情
好き とか
アイシテル とか
遥かに超えて
こんなふうに
視線の先にいるきみを
愛しく思う気持ち
きみには伝わっているのかなァ?
ねぇ もっと良くみせて
そのままでいいから
滲んだ視界は
きみへのそういった感情の全てなんだよ。
こうゆう涙があることを
教えてくれた
きみに
やっぱり ぼくは
何度も愛しくなるんだよ。