澄んだ空気に秋深まる明るい空、
ありがたい土曜日の朝です。
昨夜の十三夜、とても美しい月でした。
先月の十五夜の満月と共に
秋の名月を眺められる
穏やかな祈りの夜でした。
《10月27日19時の月》
前回のブログをご覧いただいき、
夫へお見舞いのお心を寄せてくださり、
温かいメッセージをいただいた皆さま
本当にありがとうございました。
お陰様で無事に退院し、
復帰に向けて順調に過ごしております。
夫が入院中、一般病棟に移ってから
世界文化遺産 東寺の金堂に安置される
薬師如来坐像にどうしても会いたくて
一人で京都へ行って参りました。
かつて病院のない時代に
薬師如来像は仏教界のお医者様と呼ばれ
「病気平癒の仏様」として
多くの人々を病から救ったと言われています。
重要文化財の大きな薬師如来坐像の前で
穏やかなお顔を見つめると
体が震え涙が溢れました。
しばらくの間、向き合って
静かな時間を過ごしました。
「大丈夫ですよ」という
優しい声が聞こえたようでした。
ちょうど偶然にも
今年は弘法大師・空海が
東寺で真言宗を開いて1200年とのこと。
呼んでいただいたような気持ちで
有難い時間を過ごすことができました。
巡礼者の祈りの場であった
食堂（じきどう）にある写経場で
写経を書く時間も
祈るだけの静かな時でした。
思い立った祈りの日帰り一人旅。
守っていただいたような
爽やかな秋晴れの一日でした。
境内の小さなカフェにて
最後の一つにご縁をいただいた
うさぎのお饅頭とお抹茶、
スタッフの方の優しい笑顔と温かい対応に
癒されたひと時でした。
今日も一日を大切に･･･
心より感謝を込めて。