不定期といいつつネタがあるだけにサクサク書けるサマーTシャツの時間がやってまいりました。


インスパイア元はこちら。



第1回はこちら。




今回はわたしの好きなカナダ人インディ・ポップのアーティスト、マック・デマルコの2017年ツアーTシャツ。


マックは今まで2回ライブに行った。
アルバムはセルフ・プロデュースで楽器も演奏しているけれど、ライブはそうは行かないのでバンドとやっている。



マックのことを書いた以前のブログはこちら。





2017年に出たアルバム「ディス・オールド・ドッグ」を中心としたツアーで買った、アルバム・ジャケットと同じプリント。




ほんとは下の子へのお土産に買ったんだけど、少し経ったら小さくなって着られないというのでわたしがもらった。



Tシャツはマック本人のイラスト。
曲名や好きなものが描かれてる。
細野晴臣ファンのマックらしく、すみっこに「YMO」と書いてある。


このアルバム・タイトルの「ディス・オールド・ドッグ」(この年老いた犬)とは、マックが長年会わなかった実の父親のこと。



英語だと男同士で呼び合う時に「ドッグ」とか「キャット」とか言うことがある。
「ブラザー」の意味の「ブロー」とか、訳しにくい単語の「デュード」とか「ガイズ」も使うけど、他の単語は男女どちらにも使うなか、「ドッグ」は男性限定の呼び方。
これが牝犬を表す「ビッチ」になると女性に対するとんでもなく失礼なことばになるので、人には使わないで下さいね。
でもドッグ・ショウだと犬に使うんだよね。それが本来の使い方だけど、聞いてるとハラハラする。
ちなみに女性を表す言葉で、失礼ではないけどあんまり品のない言い方だと「バード」(鳥)になる。



話を戻します。💫
マックの両親は離婚し、マックは母親とは仲良くしている。
去年まではマックのファン・クラブはお母さんが運営していたし(わたしも入ってた)、ツアーでキーボーディストがいなかった時はお母さんが参加していた。
お父さんとはデビュー後も全く会うこともなく連絡も取っていなかったけれど、ある時その父親がガンで末期だとの知らせを受けて病院に会いにゆく。





久しぶりに会った父親は自分が知っていた時とは面影もなく、共通する話題はすぐに途切れちょっと気まずいほどだったけど、自分が知らないうちに父親に似てきていると初めて気がついた。





そんな複雑な気持ちを歌ってる。
アルバムも良かったし、ライブも良かった、そんな思い出のTシャツでした。















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