2年ほど前。
“あのチェック”で有名な「バーバリー」のキャップをかぶって
孫(わたし編集Wのことです)の帰りを待つ祖父母のおうちへ遊びに行きました。
数日間滞在して、帰りの準備をしていた時のこと。
「バーバリー好きなのか?」とおじいちゃんが一言。
「大好きー!」と意気揚々と答える孫。
「じゃあ…」と言っておじいちゃんが自分の部屋から一枚のトレンチコートと、マフラーを持ってきてくれました。
「これ持って帰るか?」と思わぬ大きなお土産が。やったー!
トレンチコートはおじいちゃんがサラリーマンだった時に着ていたらしく、内ポケットに苗字が刺繍されているオリジナルのもの。
マフラーはもちろんあのバーバリーチェックで、カシミヤ100%。
バーバリーのトレンチコートなんて「一生もの」と言ってもいいぐらい、一般ピーポーが気軽に買える値段ではありません。
嬉しさはもちろんのことですが、何より驚いたのは「劣化していない」ことでした。
おじいちゃんがバリバリのビジネスマンだったなんて、もう40年ぐらい前のこと。そんなに時間が経っているのに、コートの形も崩れていないし、生地だってハリがあるまま。大きな汚れもないし、縫い目のほつれもなくぜーんぶキレイ。(今、また見直してみた)
「高いってこういうことなんだ」と実感した瞬間でした。
昔のバーバリーなので、今とはロゴも全然違う。
でもこれもレトロでかわいい。
「良いものを長く使う」
必ずしもブランドものが素晴らしいというわけではないけれど、やはり長きにわたり愛されているブランドはそれだけのプライドを持って“良いもの”を作っているし、仕上がりにも納得します。
ようやく心も大人になってきた気がする(?)ので、買い物の仕方をすこーしずつ変えていきたい。バラバラ買うのではなく、良いものを長く使うような大人になりたい…と思うのでした。
…と言いながら、またネットショッピング始めちゃうんだけどね。