南相馬に行ってきました。 「小高地区の給餌活動」。
南相馬の「猫おばさん」こと吉田美恵子さん、震災以来「残された猫さんたち」のために文字通り骨身を削って給餌活動を続けてこられている方です。 小高地区は、7月半ば立ち入り禁止措置が解除になり、許可を得なくとも行けるようになりました。 しかし、宿泊が認められないため、相変わらず住人のいない町で残された動物たちは命を繋ぐため闘い続けています。 カメラマンの太田さんから「吉田さんをお手伝いする人をなんとか募りたい」というお話をお聞きし、あれ以来心にかかっていたことをようやく行動に移せる貴重な機会かもしれないと、出かけることにしました。
まずは吉田さんに突撃のお電話。 細かいこと考えていると結局心がなえてしまうから、まず行くことを決めてしまうという、いつものパターン(笑) 幸い、言いだしっぺの太田さんがスケジュールを合わせて同行してくださるかもしれないとのことで、意を強くしました。
しかし、さすが「もうーすさん」です。 直前にブログで呼びかけたら、なんと19名もの「やる気あるボランティアさん」が集結しました。 東京から、横浜から、新潟から、仙台から・・・・、すごいね。 正直集まり過ぎて、ポイントを回るのに車何台連ねるの~と、太田さんと吉田さん一時はお悩みになったくらいですが、そこはベテランボランティアさんが何人も加わっていたことから、二手に分かれて行動することに話がまとまりました。 それにしても、集合場所で一部の車を置いて分乗したにも関わらず、1班に車が5台以上・・・ 壮観でした。 吉田さんとAさん先導車2台について、ぐるぐる4時間以上、トラブルもなく迷路のような畑の間の道をめぐりました。
給餌活動の実地は、ポイントを訪ねる、状況を判断する、フードを置く、水を取り換える、空き袋を回収する、、、、という一連の行動ですが、それぞれの行動の裏に考えさせられることがたくさんありました。 ひとえに「がんばっている子たちのために」という強い心が支えです。 次回から自分ひとりでできるかということに関しては、まだまだ不安がありますが。 なにごとも、経験が第一!
今回はいちどきにたくさん人が集まり、一見もったいないみたいでしたが、給餌のコツはやはり実際に見せていただかないと無理みたいです。 次はそれぞれが経験者として、ボランティアの輪を広げていけたらいいなあと思います。
市役所小高庁舎裏にダン食(段ボール食堂)を設置。 直後に後の生け垣から猫ちゃんが現れました。 慌てて猫缶も中身を出して追加。 1時間後に同じ場所を通りかかったら、缶詰はきれいに食べつくされていました。 こんな手ごたえがあると、本当に嬉しいです。
一通りポイントを回ったのち、太田さんの案内で海辺の村上地区を訪ねました。 太田さんの写真集のミニチュアダックス「くるみちゃん」が発見された海岸です。 決壊した堤防がそのままで海が流れ込んでいました。
海岸沿いに唯一小高く孤立した丘「村上城址」。 丘の上にある「貴布根神社」は無残に崩れた姿をさらしていました。 しっかりすわったままの狛犬が、悲しい。
猛暑の中、夏の花が今を盛りと咲き誇り、なぜか今頃アジサイも色鮮やかで。
その後、浪江の「希望の牧場」にも行きました。 昨年7月の設立以来、いつかきっと訪ねたいと思っていた私にとって想いのこもった場所です。 ライブカメラでいつも眺めていたその場所に立って、感無量でした。 牛舎で牧場長の吉沢さんからお話を聞きました。 警戒区域内の厳しい状況は、その場に立つとより実感することができます。 非力なサポーターですが、これからも寄りそっていきたいとの想いを新たにしました。
前日深夜1時に自宅を出発、帰りついたのはちょうど24時間後の深夜1時。 この間ほとんど運転席で過ごしたことになり、我ながらびっくり。 走行距離760キロ。 圏内に常時通われているボランティアさんたちのタフさと心の強さに改めて驚嘆します。 さすがに頻繁には行けないけれど、自分のペースでお手伝いをしていきたい。 お忙しい中今回の活動を呼びかけてくださった太田さん、そして同乗してナビゲートしてくださったYさん、心強かったです。 やはり、最初から一人ではとても厳しかった。 本当にありがとうございました。
太田さんのブログで今回の活動を紹介されています。
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