「独断と偏見と依怙贔屓で決めていいんです!」と、その昔働いていた企業に来られてたコンサルさんがおっしゃられてました。当時は田舎の中小企業において、昇進や昇給なんてのは経営者の独断と偏見と依怙贔屓で決めるのが普通でしたし、そのくらいハッキリさせておかないと経営者がブレることもありましたので、大納得なんですが、今は違います! 

経営陣の独断や感情で決まってしまう企業は辞めろ

評価基準が曖昧な企業で働くことは、数々の長期的な不利益をもたらす可能性がありますので、考えることなく今すぐ辞めた方がいいです。 

ストレスと不満 
理由として一番にあげるのは、評価の不透明さは従業員さんにストレスと不満を引き起こすからです。自分の仕事がどのように評価され、将来のキャリアにどのような影響を与えるのか不明瞭なため、従業員さんは不安を感じるでしょう。評価基準が明確でない場合、給与やボーナスの決定が不透明になり、従業員さんは自分の報酬が何に基づいているのか理解できません。こういったストレスと不満は、心身の健康に悪影響を及ぼす可能性があり、今こいつにやられるとこの先の人生を棒に振る可能性が非常に高いので、今すぐ辞めることをオススメします。 

不公平・不信感 
また、評価基準の不透明性は公平性への不信感を生み出します。従業員さんは同僚との評価の公平性に疑念を抱き、結果として組織内の協力関係や組織文化に悪影響を及ぼすことがあります。協力と信頼が不足する環境では、従業員さんの満足度も低下するでしょう。 

経営陣にもマイナス 
さらに、経営陣から見てもマイナスはあります。曖昧な評価基準はキャリアの停滞をもたらします。明確な目標や評価基準が欠如すると、従業員さんはスキルの向上や新たな挑戦を見つけにくくなり、成果が適切に評価されないとなると、個人の成長とキャリア進展が制約される可能性が高まります。そうなると従業員さんは目指すべき方向性を見失い、仕事へのモチベーションが低下します。成果が認められないことから、仕事に対する情熱が失われる可能性があります。 

転職を検討するほうが賢明 
したがって、評価基準が明確でない企業で働くよりも、他の企業を模索し、より透明性の高い評価システムを提供する企業に転職することを検討することが賢明だと思います。
従業員さんの定着率をあげるのが最大の使命の弊社が、辞めろ!辞めた方がいい!なんて言うことはほぼほぼないので、自身の会社の評価基準が明確かどうか、従業員さんも経営陣の方々も一度ご確認くださいませ。

ではまた
株式会社ニコネクト
代表取締役 森田晴夫