本日は「金持ち喧嘩せず」は、お金持ちはお金にゆとりがあるからいつも寛容さを保つことができ、そのため喧嘩をしないという意味で使われがちですが、お金持ちは自衛策として喧嘩を避けているということが実情だというお話です。
「金持ち喧嘩せず」の意味は、“お金持ちは喧嘩で自らを危険にさらさないこと”です。
お金持ちは周囲の嫉妬を受けてしまうため、陥れてやろうとする者から攻撃を受けることがあります。
しかし、そのいざこざによってお金だけでなく名誉や名声に傷が付き、自らの立場を危うくしてしまうことも考えられるため、お金持ちがやすやすと挑発に乗るようなことはありません。
お金持ちが喧嘩を避ける背景には、自身の財産や名誉を守り、無駄なリスクを避ける計算があります。
また、喧嘩以外の手段で問題を解決できるなら、その方法を選ぶ傾向もあります。
同様の意味を持つ言葉や類語としては、「金持ち舟に乗らず」や「重宝を抱くものは夜行せず」があります。
一方で、「貧すれば鈍する」や「窮鼠猫を噛む」といった反対の意味を持つことわざも存在します。
また「金持ち喧嘩せず」の語源は麻雀から来てるとの話もあります。
簡単に言うと『勝ち逃げ』をするという話のようです。
ここで考えるべきは、世の中にはリスクがたくさんありますが、無益なトラブルに巻き込まれないようにすることこそ、余計なコストを掛けずに高い効果が期待できる方法です。
持てる資産を無駄遣いせずに有意義に使う心掛けが、「金持ち喧嘩せず」の要といえます。
あなたの資産はお金だけではありません。
持てる資産を無駄遣いしないためにも「金持ち喧嘩せず」の精神を養おうではありませんか。
ではまた
株式会社ニコネクト
代表取締役 森田晴夫