プレイングマネジャーと聞くと選手兼監督と思う方もいらっしゃると思いますが、実際ビジネス用語として使われるのは現場の業務を担当するプレーヤーと、部下をまとめるマネジャーの両方の役割を担う人で、主に課長層が多いと言われています。

近年、プレイングマネジャーとして職場に貢献している人が増加しているのは事実です。

本日はプレイヤーとマネージャーの役割を分ける方が良い?分けない方が良い?どうすれば良い?というお話です。

簡単に言うと、分けることのメリットは、専念できる分野が明確になり、チーム全体の効率が向上する場合があることが考えられます。

逆にプレイングマネージャーの場合はプレイヤーとしての経験を生かして部下やチームを指導することができるという利点もあります。

どちらが適切かは、会社の文化や風土によっても異なりますのでどっちが良いと言いにくいのが現状です。

ですが、実際田舎の中小企業などでは社長さん自らがプレイヤーとして働くことは珍しくなく(私自身もそうです)プレイングマネージャーにならざるを得ない場合も多々あります。

そこで考えていただきたいのは、プレイヤーとしては能力があってもマネージャーとしての能力は別物だということです。

プレイヤーとマネージャーの役割は異なるスキルセットを要求します。

ですので、提案なのですが、まずプレイヤーとして経験を積み、その後マネージャーとしてのスキルを磨いてからプレイングマネージャーになるのがベターではないでしょうか。

経営者や管理職になられる場合、基本的にプレイヤーの経験は積んでからなられるのですが、意外とマネージャーの経験なしの方がいらっしゃいます。

マネージャーとしての経験は中々積みにくいとは思いますが、短期間でも良いのでマネージャー業とはなんぞやということを学ばれると、両方の側面で深い理解を持つ人となり、そういった人材は、信頼関係を築きやすく、指導力も強化される可能性があります。

経験を積んだ後にプレイングマネージャーとして活躍する人材は、会社のバランスを取る上で、この上ない価値がある人材と言えるかもしれません。

ではまた

株式会社ニコネクト
代表取締役 森田晴夫