今回は『感謝するという文化・風土』についてのお話です。

社会人ですので、お仕事いただいたり、親切にしていただいたり、相談にのっていただいたりと、感謝する場面は毎日山ほどあります。

私は毎月末に必ずクライアント様、協力会社様、家族に感謝する「今月もお疲れ様でした。乾杯!」の儀を家族全員で執り行ってまして、常に感謝すると言うことを心がけていたのですが、先日スポット(単発)でちょくちょくお仕事をいただいていた社長さんに、この人すごいなぁと思わされる出来事がありましたので、少しそのお話を。

それは、「お願いしにくいから月額で!」と毎月の長期契約を下さいました。

その社長さんの「お願いしにくいから」っていうフレーズが素敵じゃないですか?

結構「ありがとうございます!」だけ言っとけばよかろう!とばかりに中々お金を払わずに相談を持ちかけてくる方もいらっしゃいますので、キチンと毎月支払った方がお願いしやすい!と言って下さるのは本当に素敵です。

しかも、「うちが助かっとるって感謝しとるけん、頼むんよ」と伊予弁丸出しの感じがまた素敵。

素敵、素敵のお話になりましたが、何が言いたいかと言うと、本当に感謝が出来る人は他人を安く(低く)見ないと言うことです。

モチロンその会社さんは業績も毎年上がってますし(コロナ禍でも)従業員さんもいつも笑顔で挨拶してくれます。

トップ(経営者)が本当に感謝出来る人であれば、その会社に感謝する文化・風土が生まれます。

感謝する文化・風土があれば、売上は上がります。

逆に口先だけの感謝を示すトップの元では人は育ちませんし、実際の行動に移さないことが多く見られ、結果売上が下がります。

「絶対にお礼の言葉を言うようにしてるんです」と声高らかに言ってた人が不義理をしたり、「感謝って気持ちだから」と上っ面だけでありがとうと言ってる人は経営者じゃなくても気を付けましょう。

本当の意味で感謝出来ない人は、人から感謝されることはないのかもしれません。

私も自分自身を見直そうと思う出来事でした。

ではまた

株式会社ニコネクト
代表取締役 森田晴夫