
社会人基礎力とは、2006年に経済産業省により「多様な人々と仕事をしていくうえで必要な基礎的な力」として定義された概念のことです。
もともとは企業と学生の間で「身につけておいてほしい能力水準」に大きな意識の差があったことから、企業と学生の間の認識の違いを埋めるために定義されたのですが、来月から新入社員さんが来る企業さんでも、意外と知らない方がいらっしゃったので、何回かに分けてご説明します。
さらに言うと、近年は企業や社会と個人との関わりが長くなる「人生100年時代」になってきており、社会人基礎力の重要性がますます増してきたので、経済産業省は2018年に個人のライフステージの各段階で活躍し続けるために求められる力を「人生100年時代の社会人基礎力」として新たに定義しました。
これにより社会人基礎力は、社会人になる前の学生だけでなく、幅広い年齢層のビジネスパーソンにとって必要な能力であることが示されましたので、知って損なしかと思います。
どうしても長くなりますので、社会人基礎力を構成する3つの能力と12の能力要素の具体的説明はまた次回。
ではまた
株式会社ニコネクト
代表取締役 森田晴夫