「保険はちゃんと入ってるよ」と全ての経営者さんはおっしゃると思います。
弊社がココで言っている保険というのは福利厚生目的の団体保険や生命保険などの類ではなく、転ばぬ先の杖の保険です。
まあ生命保険も転ばぬ先の杖ですが...
とにかく弊社が言うのは「人」に関する保険です。
つまり「人」に対してのリスクヘッジをしていますか?という事です。
突然ですが、ここで問題です。
ここに10の仕事量があります。ひとりで出来る仕事は2です。では仕事を終わらすには何人必要でしょう?
答えは5人ですね。でも正解は4人だったり3人だったりもします。つまりひとりで出来る仕事を2から2.5とか3とかにレベルアップして人数を少なくする、つまり生産性を上げるという考えを企業は当然持つからです。
反対に正解が6人だったり7人だったりする企業もあります。こちらは生産性が低いのではなく、人間がやることなので疲労具合によっては常に仕事を2で出来ないかもしれない、また急な欠勤や退職があるかもしれないと考え多めに入れるという考え方です。
一見こちらの方が従業員さんに優しく、保険をかけているようにみえます。
しかし実際は従業員さんのやる気を失わさせてたり、能力を発揮させれてない場合が多くあります。
詳細は省きますが、じゃあ正解は?保険は?と言うと、正解は5人です。
そしてひとりで出来る仕事を2.5とか3に上げて行きましょう。そうすれば生産性が上がり仕事量が10のままだと従業員さんに時間ができます。もしくは11や12といった仕事量がこなせるようになります。
「人」における保険というのは「ひとりで出来る仕事を2」とか言う風に誰々の能力はいくら、という把握をキチっとすることです。
そうすることによって従業員さんのモチベーションを保ち、辞めにくく(病みにくい)職場をつくり、離職の際には求人で適正な能力を持つ人間を採用することに繋がります。
「保険に入ってますか?」と言うのは「従業員さんの能力を過不足なく見極めて数値化、可視化してますか?」というお話でした。
ではまた
株式会社ニコネクト
代表取締役 森田晴夫