今回は最終話です

 

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ニューハーフが温泉に行ったら

 

 

 

 

前回

 

兄弟に髪の事を聞かれ焦ってしまうが

 

それっぽい理由と思っていることを合わせて

 

話すのだが納得してもらえない

 

 

話をそらして

 

他の事を聞いて浴場を後にした

 

 

 

 

 

 

・・・

 

・・・

 

 

にこ

「・・・」

 

 

 

「・・・」

 

 

 

(このままでいいのだろうか・・・)

 

 

そこには嘘をついていることと

 

もういいんじゃないか?という

 

やるせない気持ちがあった

 

 

 

(ここまで嘘とかいろいろ並べても時間の問題さね…)

 

 

 

私は旅館の図書室から本を取り出し

 

 

自販機の横で読みながら

 

 

考え込んでいた

 

 

 

 

するとそこに

 

 

 

先ほど話をしていた兄弟二人が・・・

 

 

 

この時、私は思ったのだ

 

今、言うべきなのだと!

 

 

(でも・・・なにいうの?W)

 

 

そして、なんやかんや話しながら

 

言い切れなかったのだが・・・

 

 

 

 

 

だがしかし!!!

 

 

 

 

そう、あるものが悲鳴を上げたのだった

 

 

 

 

そう、それは喉

 

 

 

 

なんで、悲鳴を上げたのかというと

 

 

 

低い声の出し過ぎである

 

 

そう、私の低い声はよくて2時間弱しか持ちません

 

 

いくら、気を張っていて

 

テンションどっかに旅立っていても

 

一日やってれば無理が来る

 

 

にこ

「・・・」

 

(あ・・・・やばい・・・)

 

 

 

・・・・

 

・・・・

 

 

 

「ちょっとさ聞いて欲しいことがあるんだ…」

 

 

兄弟たちは

 

「突然なんですか?」というような

 

顔をしている

 

 

 

「あのさ・・・」

 

 

 

「普通に喋っていい?」

 

 

「・・・あ!・・・いや、地声で喋っていい?」

 

 

 

兄弟たちは何を言っているんだこの人はというような

 

疑問に満ちた顔でこちらを見て頷く

 

 

 

・・・

 

・・・

 

 

私はいつもどうりの声で喋った

 

 

 

兄弟たちは固まった

 

 

言ったにもかかわらず、焦る自分

 

(中高生に私はなんてことをしているんだ・・・)

 

 

 

しかし、予想外の答えが返ってきた

 

 

 

 

兄弟

「・・・なんていうかさ」

 

 

「うーん・・・うまく言えないんだけどさ」

 

 

「ちょっとわかってた・・・」

 

 

「バスの中で歌ってるときとか少し高いなって思ってたし」

 

「なんか、わかんないけど・・・」

 

 

 

にこ

(ギャー――――!めっちゃ気を使わせちゃってる・・・)

 

(てか、バレてる辺り私の演技力よ・・・)

 

「そっか・・・・」

 

 

「ごめんね・・・気を使わせちゃて・・・」

 

 

 

(あーあー、高校の時から思ってました。

 

低い声出すと喉枯れて、血の味がしてくるから

 

うっかりしてると出ちゃうからダメだって・・・)

 

 

 

もうむしろ、それで良かったのかもしれないけど

 

 

 

 

兄弟

「あれ?・・・・ていうことは」

 

 

 

 

 

「オカマなの?」

 

 

にこ

「違うよ?」

 

私は反射的に即答していた

 

 

世間一般から見たら扱いはオカマとかオネエなんですがー

 

 

ですがー!

 

 

 

私は何が違うのかと言うとですねー

 

 

 

 

オカマやオネエというにも

 

 

私・・・オネエの世界で働いたことが無くて

 

 

そもそも、そんな世界を知らない・・・( ̄Д ̄;) 

 

 

 

私の中で「オネエ」とか言われている人は

 

 

トークが上手くて、いじり方や色んな流れを作れる

 

 

すごい人だと思っているんですよね?

 

(何回かトークを勉強するために行きましたが・・・真似できない・・)

 

 

なので、私なんかがそんな恐れ多いじゃないですか?

 

 

 

同じようなのを上げれば

 

 

はたから見れば私はオタクなのでしょう

 

 

でも、私からすると

 

 

オタクって言うのは

 

 

一つの事に熱中して

 

それに対していろんなことを考えたり

 

自分で創作したり

 

 

私が届かないとこにあるプロフェッショナルな人達だと

 

 

思っているので

 

 

なんというか、自分がそれを名乗るには知識量が無いというか

 

 

経験が無さ過ぎて申し訳なさすぎると思ってしまう訳ですよ

 

 

 

そんな感じで私は違うと言ってしまいました

 

 

 

 

実際、今もそうなのかと言われると

 

 

正直?が浮かびます

 

 

申し訳ないですね、「そうです」という事自体が。

 

 

 

 

兄弟たちはどう思うかはわからないですけど

 

 

 

そんなこと考えても仕方ない・・・

 

 

 

私はあしたにかけていく

 

 

 

終わり

 

 

うっかり公開更新しちゃってたw