いったい彼女の目的はなんだったのか?
私には未だに見えてこない。
私の身近な人達をすっかり取り込んだ彼女だったが、
彼だけは取り込むことができなかったようだ。
いつも私の近くにへばりついているんだから、当然一番に彼女のターゲットにもなった。
しかし、どんなことをしても
彼だけには歯が立たなかったようだ。
興味のある方は、
以前の記事「怪しいバイト」のあたりからご覧いただくと、彼が置かれていた大体の状況がお分かりいただけると思う。
(ただし、血生臭い表現が多いので、先にお断りしておく)
並外れた観察力と慎重に慎重を重ねる言動、
興味のない人間には、一切心を許さない。血も涙もない。
そんな彼が、簡単に取り込まれるような訳がない(笑)
もともと、彼女との出会いすら快く思っていなかった彼。
「ぱっと見がよさそうで、急接近してくる人間は
簡単に信用するもんじゃない!」
と鼻から全く信用していなかった。
普段からへばりついていたのも、異常なほどの嫉妬深い性格で
私を誰からも完全にガードするのと同時に
二人が共有してしまった秘密を完璧にガードするためでもあったから、
彼女が私に異常に入り混んでくるのを毛嫌いしていた。
彼女にしても、
私と二人で出かけるつもりが、
いつも偶然を装いどこからともなく現れる彼が邪魔だったようだ。
彼についても、さんざんしつこく追求された。
あとで聞いた話しだけど、彼の暮らしぶりを確かめるために
住所を調べ、自宅まで所在を確かめにいったらしい。
飼っている犬の名前から
父親の勤め先まで調べ上げて私に突き付け始めた。
もう、異常としか言いようがなかった。