虎の威を借る… | とある九州のAKB48ファン~神推しは小嶋陽菜~

とある九州のAKB48ファン~神推しは小嶋陽菜~

秋葉原から約900km離れた九州のとある地より。立場は在宅。されど、思いの丈なら負けない!

さしこは端っこ…ソロなのに後輩ユニットと一緒(サンケイスポーツ)  より

HKT48の指原莉乃(19)のソロ第2弾シングル「意気地なしマスカレード」
(10月17日発売)が、AKB48の後輩メンバーが加わった
ユニット名義で発売されることが24日、分かった。

川栄李奈(17)、加藤玲奈(15)、入山杏奈(16)の若手有望株3人が
新ユニット「アンリレ」を結成し、「指原莉乃withアンリレ」として発売。
指原の後輩育成と、3人が人気者の指原のそばで成長することを目的に、
総合プロデューサーの秋元康氏(54)が決めた。

歌うのはあくまで指原だが、
テレビ番組やミュージックビデオでは川栄がセンターを務める。
指原は「私のソロシングルですよ?!」と漏らしながら、
「みんなが協力してくれてすごくうれしい。
先輩としても頑張らなきゃと強く思います」とコメント。
この日はフジテレビ系「HEY!HEY!HEY!」に出演、4人でテレビ初披露した。

また、同曲の博多弁バージョンが収録されることも判明。
秋元氏の詞をHKTの兒玉遥(16)が博多弁に“翻訳”。
メロディーは同じだが、語尾に「~ばい」などが付く“ご当地ソング”になっている。



【虎の威を借る狐】(大辞泉より)
(「戦国策」楚策から)他の権勢に頼って威張る小人(しょうじん)のたとえ。

今回の「指原莉乃withアンリレ」も、見様としては、
まさしく「虎の威を借る狐」と見ていいものかと思います。
現状では、明らかに「アンリレ」単独ではセールスが望めないわけですし、
さしこ(指原莉乃)もさしこで、運営としては話題性を望んでいたはずですから、
双方の思惑がキレイに一致してのタッグということでしょう。

「アンリレ」、特にりっちゃん(川栄李奈)を前に出すのも、
単独では世間の注目を集めることが難しいからこそ、
良くも悪くも「48グループ」屈指の発信力を誇るさしこと組み、
さしこよりも前に出すことで、少しでも注目度を集めるという魂胆であるはずです。
普通にさしこの後ろに並べてしまえば、ただのバックダンサー扱いとなって、
AKB48メンバー以外の「DiVA」のメンバーのように、
「その他大勢」で括られてしまうことは明確でしょうし、
何より、大したインパクトも呼び込めないわけですから、
こういった逆転の発想みたいなものは必要だったんだろうと思っています。



もちろん、「さしこ推し」の立場からしてみれば、
せっかくのソロシングルにもかかわらず、「アンリレ」の3人をひっつけられて、
TVでも「アンリレ」の方が目立つという扱いに対して、
少なからず不満を持つこともあるだろうとは思いますが、
やすす(秋元康)からしてみれば、そういった「さしこ推し」の反発を含め、
悪い方にも話題性が出てくるということは既に織り込み済みだと思うわけで、
むしろ、そういう扱いで「さしこ推し」が反発してくることを、
やすすは心のどこかで望んでいたものかと思います。

これが、他の「選抜」常連メンバーの「推し」であれば、
一気にボイコットにつながるような動きになっても不思議ではないわけですが、
ただでさえ、HKT48「移籍」をはじめ、他の「選抜」常連メンバーが経験しないような、
なんとも不可思議な扱いを、これまでのさしこが多々受けてきた中で、
それでも健気についてきている「さしこ推し」だからこそ、
この扱いでもついてくるだろうというやすすの判断もあるかと思います。

現に、ネット上でも、シングルのType-Aのジャケ写の「センター」が、
さしこではなくりっちゃんという扱いに対して怒る人たちがいる一方で、
「それならType-BとType-Cと劇場盤を買う」といった感じで、
不買というボイコットに出るような人はとんと見かけなかったりします。
結局、扱いに不満は感じてもCDは買ってしまう。
こういった「さしこ推し」の愚直なまでの健気さに、
やすすは「金づる」の匂いを感じ取っているような気さえしています。



一方の「アンリレ」にしてみれば、虎ならぬさしこの威を借りるとはいえ、
TV出演等で、大きく世間にアピールできるチャンスができた感がありますが、
「アンリレ」のバックダンサーとしての方針なのか、
どうもTV出演時にはトークはできなそうな感じなのが、少々残念ではあります。
確かにTVに出ることは大事ですが、ただ出るだけでは話題にはならないわけで、
TVに出て、何かしらのインパクトを残すような発言をすれば、
その内容の良し悪しにかかわらず、ネット上でスレッドも立ちやすくなりますし、
より注目度を集められるのではないかと思うのです。
そういう意味では、今回はまだまだインパクトが足りないというか、
これでTV出演が増えたところで、それが「アンリレ」の人気に直結するのか、
あるいは、次の選抜総選挙の結果に色濃く反映されてくるのか、
自分としては、その効果にはまだまだ疑問を持っているところもあります。

あと、あくまでも現在のさしこはHKT48所属であるはずなのに、
HKT48メンバーではなく、AKB48メンバーと組むというあたりには、
事務所(太田プロ)の力というものも感じてしまうところではあります。
「アンリレ」の中で、あんにん(入山杏奈)は太田プロ所属ですし、
残りの2人にしても、まだAKS以外の事務所への「移籍」は済んでいないわけで、
今後、太田プロに「移籍」する可能性も0ではなさそうなだけに、
今の段階から太田プロが青田買いしているようにも感じられたりします。



果たして、史上初の「相乗り」作戦は上手くハマるのか。
シングルの売れ行きと今後の活動が気になるところです。