「ネタ」にできる人、できない人 | とある九州のAKB48ファン~神推しは小嶋陽菜~

とある九州のAKB48ファン~神推しは小嶋陽菜~

秋葉原から約900km離れた九州のとある地より。立場は在宅。されど、思いの丈なら負けない!

「週刊文春(以下文春)」と「週刊新潮(以下新潮)」という、
週刊誌業界の「2大急先鋒」によって活性化しつつある、
AKB48を取り巻くスキャンダル報道。
現在、多くの週刊誌やスポーツ紙がAKB48に右へ倣えの体制である中、
AKB48の裏に潜む真実を掘り起こそうとする「文春」と「新潮」の動きは、
多くのマスコミから守られているということによって、
どこか怠慢になっていそうな運営やメンバーの裏を突くという意味で、
非常に重要な役回りを担っているように感じてきました。
もちろん、プライバシーうんぬんの問題は付きまといますが、
芸能人として活動する以上は、それも覚悟の上でのことですから、
プライベートでもきちんと責任ある行動をとってこそ、
真の意味での芸能人だろうと自分は思っていますから。



秋元氏「新潮」を提訴「悪意に満ちたねつ造」(デイリースポーツ)  より

AKB48の総合プロデューサーを務める秋元康氏(54)が19日、
週刊誌「週刊新潮」の記事で名誉を傷つけられたとして、
出版元の新潮社らを相手取り、1億1000万円の損害賠償と
謝罪広告の掲載を求める訴えを、東京地裁に起こした。

訴状によると、同誌9月20日号に掲載された
「『AKB48』の原点となった『振り込め詐欺』の金!」
などのタイトルの記事について、
「悪意に満ちたねつ造記事で、社会的評価を著しく低下させた」などとしている。

同誌編集部は「担当者が不在でお答えできない」としている。



先週号の「新潮」でネタ元になった芝幸太郎氏が代表取締役社長を務める、
芸能事務所のOffice48が、ホームページに文書を掲載し、
「新潮」の発売元である新潮社に訴訟を起こす意向を表明していますが、
今度は秋元康総合プロデューサーが新潮社に訴訟を起こすようです。
それだけ、「新潮」の内容が許せないということなんでしょうか。

先週号の「新潮」で書かれていた内容というのは、
かつて「文春」や「サイゾー」にも書かれていたような内容であり、
簡潔にまとめると、芝氏が「振り込め詐欺」などの犯罪行為で資金を集め、
その資金を秋元氏がAKB48の運営に使用したというもの。
これが事実だとしたらとんでもない話ですが、逆に事実無根のデタラメだとしたら、
確かに、社会的評価を考えると許しがたいことではあります。

訴訟を起こすということは、端から勝てると思っている、
つまり、そういった事実はないと自信を持っている証でしょう。
これで敗訴や棄却ということになれば、
AKB48全体のイメージダウンが避けられないわけですし。
一方で、「担当者が不在」という常套手段をとった「新潮」サイドは、
まさか訴えないだろうと高をくくっていたところもあったかもしれないわけで、
実際のところ、かなりビクついているのではないかと思われます。
本当に自信があるのなら、堂々と反論できるはずですし、
「担当者が不在」だとしても、誰でも言い返せるはずでしょうし。

ちなみに、「新潮」は今週号でも秋元氏をネタにしているのですが、
そのタイトルは「チップをやぐらに積んだ「ラスベガス」の夜」。
どういう内容かは、まだ実際に読んでいないのでわかりませんが、
この記事は、「「人形遣いの錬金術」」というシリーズ物の2回目であり、
今後、まだまだシリーズが続いていく可能性もあります。
ただ、今回の訴訟を受けて、早い段階で取り下げる可能性もありそうですが。



一方、先週号で、男女ともに注目のメンバーが揃った、
あっちゃん(前田敦子)の「合コン」まがいの「卒業パーティー」を写真付きで報じ、
「ネット上では」大きな話題となった「文春」。
一部では「ショックの少ないものを優先して載せた」、
「もっとすごい写真も撮られている」といった噂が出回り、
今週号へのハードルが上がりきっていた感もあったのですが、
いざ、今週号の中吊り広告を見てみると、そこに載っているのは、
「前田敦子「泥酔パンツ」に隠された涙の失恋」、「大島優子とW謝罪」といったタイトルで、
まだ実際に読んでいないので、内容については細かくは分かりませんが、
先週号で報じた「卒業パーティー」の詳細というよりは、
むしろ先週以降の後日談がメインになっているような印象を受けます。
これが、AKB48サイドから懐柔されたのか、
それとも、単に「ネタ切れ」ということなのかはわかりませんが、
いずれにせよ、「あれれ」という印象を持った人は少なからずいたはずです。
もっとも、今週号でワンクッション置いた上で、
来週号でまた衝撃的な内容を掲載する可能性も0ではなさそうですし、
これですべて出尽くしたと思うのも時期尚早なのかなとは思いますが。



その「文春」で大きく報じられたことで、
今年、大きな話題になった2人の「元AKB48」。
ただ、その2人(というか、それを取り巻く大人たち)の対応は、
こうも違うかというほど明確に分かれています。



指原、「彼氏」質問にドギマギ アーツにお姫様抱っこされご機嫌(デイリースポーツ)  より

HKT48の指原莉乃(19)が20日、都内で行われたキックボクシングイベント
「GLORY4 Tokyo」(12月2日、幕張メッセ)の記者会見にゲスト出演し、
得意の“へたれキャラ”で会場を沸かせた。

ピーター・アーツ、セーム・シュルトら出場選手が顔をそろえる中、
「『初挑戦となる指原選手です』って紹介されるんじゃないかと思って、
ドキドキしてました」と笑わせた。
また、司会者から「格闘家を彼氏にしたいと思ったことは」と質問をふられると、
「そういうこと、今、私は言えないので…」と
AKB48からの移籍につながった男性問題ネタにドキドキの返答となった。



ここでの対応に限らず、「文春」報道後のさしこ(指原莉乃)はといえば、
TVや囲み取材に登場する度に「文春」報道によるHKT48「移籍」をネタにされ、
時には「週刊文春」という名称まで出されて弄られたりしています。
普通の「アイドル」ならば、あまり公で触れられたくない話題であるはずなのに、
TVの制作サイドも、囲み取材でのマスコミもほとんど自重せず、
当の本人も、嫌がる素振りを見せながらもきちんと応対し、
事務所もまったく止める気配がないというのは、
やはり、それだけさしこが特殊なキャラだということなんでしょう。



元AKB48センター前田敦子 スキャンダル後初のソロコンサートをマスコミが報じないワケ
(日刊サイゾー) より

先月末にAKB48を卒業した前田敦子が「週刊文春」(文藝春秋)で醜態をさらしてしまった。
9月上旬の深夜、前田は東京・麻布にある芸能人御用達の高級カラオケに、
AKBメンバーの大島優子と仲川遥香を伴って来店。
そこで合流したのがイケメン俳優の佐藤健ら3人の男性だった。

(中略)

これに大慌てだったのがAKBサイド。
卒業したとはいえ、前田はAKBの“象徴”にほかならず、
AKB運営幹部は翌日のワイドショーやスポーツ紙で
この話題に一切触れないよう入念な根回しを行った。
スポーツ紙記者は「中には『撮られてしまったものはしょうがないだろ』と
反発する社もあったそうですが、AKBサイドは強硬で
『報じたら今後の取材はNG、広告もすべて引き揚げる』と譲らなかったそうです。
正直、法に抵触しているわけでもないのに、
なぜここまで神経質になっているのかわかりませんでしたね」と話す。

AKBは前田のスキャンダルを“なかったこと”にしようと必死で、
今月15日に中野サンプラザで行われた前田のソロコンサートも
当初の予定を変更し「取材NG」にした。

「取材の呼び込みもかかっていたのに、あの報道を受けて取材中止となりました。
会場にいたファンの声を拾うこともダメ。
ファンが野次を飛ばしたり、本人がステージで何らかのコメントをした際、
それを報じられることを嫌がったのが真相です」(ワイドショー関係者)

実際、ライブでは冒頭で前田が「いろいろお騒がせしました(笑)」と騒動に触れたが、
翌日この話題について触れたメディアは1つもなかった。
なぜここまで徹底するのか?

内部事情を知る人物は「どうやら一部のCMクライアントが、
今回の前田のスキャンダルにカンカンというんです。
下手すれば違約金が発生してもおかしくないとか。
AKB側としてはとにかく騒動をこれ以上を広げないことが、
クライアントへの罪滅ぼしと考えているようです」と明かす。



一方で、さしことは違い、「48グループ」自体から離れ、
そもそも「恋愛禁止条例」は解かれたはずであろうあっちゃんは、
AKB48を離れたにもかかわらず、AKB48サイドから守られる形で、
「文春」での報道が広がることを防がれていたのだといいます。

9月15日に行われた、あっちゃんにとって「卒業」後としては初のコンサートである、
中野サンプラザでの「君は僕だ」初回特典のソロコンサートは、
本来だったら、あっちゃんにとって「卒業」後としては初のコンサートであるだけに、
マスコミも注目して当然のイベントだったはずなのですが、
TVもスポーツ紙も、この件に関しては何も報じず、
明らかに不自然なものを感じさせるところがあったのですが、
やはり、裏で締め出しが行われていたということでしょう。
普段ならAKB48関連の話題はすぐに飛びつくはずの各スポーツ紙でさえ、
この件に関しては報じていない(報じられていない)わけですからね。

「一部のCMクライアント」というのは伏せられていますが、
現在のあっちゃんのソロでの出演CMの一覧 を見れば、
自ずと「たぶんここなんだろうな」というのは絞れるかと思います。
今回の件で、だいぶCMでのイメージとそぐわない感じになっていれば、
当然、違約金を求めたくなるものかと思いますし。
しかし、一部のクライアントのために多くのマスコミを懐柔できるというのが、
今のAKB48の力の強さというものを改めて感じさせますね。



片や、「文春」をガッツリ「ネタ」として武器に変えた感のあるさしこ。
片や、「文春」での報道以降、「文春」の話題はおろか、
恋愛関連の話題さえ触れられない感じになっているあっちゃん。
2人はともに太田プロ所属なのですが、
やっぱりこの2人は「畑」が全く違うんだということでしょう。
芸人が何かと恋愛をネタにする一方で、女優はめったにそういうことをしない。
2人の扱いの違いは、きっとそういうことなんでしょう。

さしこはHKT48所属のれっきとした「アイドル」のはずなのですが、
「文春」での報道以降、元々どこか特殊な感じの「アイドル」だったのが、
さらに特殊な方向へと転換していったんだと見るべきなんだろうと思います。
現在でも、CMが増えたり、レギュラー番組が増えているのは、
そのキャラクターを各マスコミが認めているという証拠なんでしょう。

一方、「文春」の報道以降、AKB48関連のイベント出演の際はマスコミを締め出し、
それ以外のイベントでも、恋愛絡みの質問がタブー化しつつあるあっちゃんは、
マスコミからどこまで信頼されるのかが見えなくなってきた感がありますし、
このまま「文春」の報道をスルーするという姿勢をとり続ければ、
イベント出演等のオファーも減ってくるのではないかと思ってたりします。
過去にも、マスコミへの対応が素っ気なかったことで、
イベントに呼ばれなくなった芸能人はたくさんいましたからね。



ここ最近の2人にまつわる報道を見ていて、
「畑」が違うだけでこうも扱いが違うのかということを、
改めて感じた次第でありました。