日本に住んでいたら、ヒロは今年の4月から小学校1年生になります。この4月から、毎週土曜日の午前中に「ロンドン補習授業校」に通うことが決まりました。

 

補習授業校は、こちらでは「補習校」と言われ、「現地校や国際学校に通う子供たちが、帰国のときに備えて国語を学習し、日本的な学校生活を体験できる場所」のこと。

 

 

★ここにロンドン補習授業校の応募、説明会、面接までの流れを書いてまとめておこうと思います。

 

①12月上旬に「ロンドン補習授業校」のホームページにて、来年度の入学応募手続き方法が更新された
②1月5日から出願開始、1月20日締め切り
Excel版の「入学願書」「個人調査票」をメール、それらをプリントアウトしたものを郵送でも提出
③1月16日、入学願書受付完了のメールが届く
④1月28日、新1年生入学説明会
ロンドンには3校の補習校があり、住んでいる地域で自動的に通う校舎が決まります。
⑤2月2日、入学者面談の案内手紙が届く
⑥2月18日、入学者面談当日
⑦2月24日、入学許可証、入学式の案内が届く

 

★次に、入学説明会でメモしたことを簡単に書いておこうと思います。

 

 

補習校は、家庭学習の持ち寄りの場。補習校にただ通っているだけでは、日本語力は伸びない。
補習校の目的は、日本に帰国した際に、日本での授業についていけるように日本語を勉強する場所であり、40分x3コマの授業は、すべて日本語で行われる。
日本の国語の授業時間数が、1週間360分に対して、補習校では120分。その分早く授業が進められ、宿題もたくさん出される。

 

現地校やその他の学校との両立、毎週土曜日に登校することは、決して簡単なことではなく、家族が一丸となってのサポートが必要。

 

学級委員、図書係、ウォッチング当番、行事のボランティアなど、保護者の役割がたくさんある。

 

「反復・定着・予習」
音読、作文や漢字、読み聞かせ、具体的に話す、日本語での体験を増やす、日本のTVやInternetも日ごろから取り入れる。

 

入学前に習得させるのが好ましいこと:①自分の名前を書けるようにしておく②ひらながを習得させる③日本語を話せるようにする。受け答えが英語なら、日本語で答えさせる。

 

★入学面談

ここは全て、ヒロから聞いたことです。

 

入学面談は、基本男の子1人と女の子1人が教室に入り、先生2人と面談をしたそうです。子供が面談の時は、保護者は待合室で待機していました。

 

「お名前は何ですが。」「今日は誰と来ましたか?」「好きな食べ物は何ですか」「お母さんの好きなお店の名前は何ですか」等の質問。これは私が事前に予想していた質問と同じでした。
 

折り紙を渡せれ指示に従う質問や、身近で簡単なひらがなの単語が書かれたカードを1枚ずつ出され、そのひらがなを読み、その単語に対応する絵を探す。
 

本の絵を見て、「この子は何をしていますか」「何を食べていますか」「鳥に何をあげていますか」等の質問。先生の質問の誰が、何を、何がの意味がきちんと理解できているか等調べられたみたいです。

 

ヒロは、面談の内容を上記の通り全て記憶し、覚えていたので、大丈夫だろうなと思っていましたが、やはり親としては入学案内のお手紙が手元に届くまでは心配でした。毎年、10%くらいのお子様に再面談のお知らせが届くと説明会でお伺いしたので、尚更のことでした。

 

★入学説明会から面談までの3週間にしたこと

 

入学説明会では、入学前に「ひらがな」を読めるようにしておくと良いでしょう、との説明がありました。

ヒロは、去年の7月まで通っていた日本語クラスでひらがなの勉強を少ししていたり、書くことが好きなヒロは、ひらがなを書く練習は時々家庭でもしていました。でも、私も本気で「覚えさせよう!」本人も「覚えよう!」という感じではありませんでした。

入学説明会の後に、近所のママさん3人と話していたら、2人のお子様はもう完璧にひらがなをマスターしたというではありませんか。説明会でのお話しやそのお友達の話を聞いて、ヒロにひらがなを勉強させるなら「今」だと思い、3週間の間、ほぼ毎日一緒に「アリババと40人のとうぞく」のせかいのめいさくシリーズの音読をしました。そして、週末の時間がある時に、オットに協力してもらい、ファミリーかるた取り大会。これでぐーんと伸びた気がします。
3週間の集中トレーニングのお蔭(?)で、面談で出されたひらがなを自信を持って読めたようなので、ほっとしました。

 

お友達にクリスマスプレゼントして頂いたこの「アリババと40人のとうぞく」で、毎日半ページずつ音読の練習をしました。

 

 

ヒロが生まれる前からですら、補習校のことは色々な人からはなしを聞いており、必然的に、小学校入学の年がくれるば行かせるんだろうなぁと思っていました。実際に、その年に近づいてくると、色々な気持ちが混じり、ここ数カ月色々考え悩みました。


日本語を勉強する環境は、何がヒロにとってベストな選択なんだろうか。貴重な土曜日を補習校のためにつぶさなくてもいいのではないだろうか、毎日しないと終わらない山ほど出される宿題を叱咤激励しながら、親子で続けていけるのだろうか、私は一体どこまでヒロに日本語のレベルを求めているのだろうか等。

 

しかし、実際に説明会に行き、校長先生のお話等を聞き、とりあず、行かせてみて決めるのでも遅くないんじゃないかと考えるようになりました。そして、通うと決めたからには、ヒロに頑張って勉強してもらい、しっかりと年相応の国語力を身に着けて欲しいと思っています。
 

これから私も補習校のコミットメントが半端ではないと思いますが、覚悟して臨みたいと思っています。

 

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「Playdate」

 

先週の木曜日、クラスで一番仲の良いヒロのお友達がプレイデートに来てくれたので、一緒にクッキーを焼きました。たくさんできたのでお家にお土産に持って帰ってもらいました。

子供たちと一緒にお菓子作りができるのは今しかできないこと、特に男の子の場合は。私も毎回一緒にお菓子作りを楽しんでいます♪